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日本英語教育史学会 第264回 研究例会

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日本英語教育史学会 第264回 研究例会

研究発表①
 1980年代の臨時教育審議会における英語教育政策の立案過程
松岡 翼 氏(和歌山大学大学院生)
【概要】
グローバル人材育成や小学校英語教育などの教育政策が、官邸主導(政治主導)で実施されるようになった。では、官邸主導の英語教育政策の論議はいつごろ本格化したのであろうか。本発表では、1984 (昭和59) 年に設置された内閣総理大臣直属の臨時教育審議会における英語教育政策の立案過程の実態を、議事録を基本資料として明らかにしていく。また、コミュニケーション重視と小学校英語教育に焦点を当て、今日の英語教育政策と関連付けて考察する。

研究発表②
 広島発「ラジオ英語講座」の歴史(1)
河村 和也 氏(県立広島大学准教授)・ 馬本 勉 氏(県立広島大学教授)
【概要】
1925(大正14)年7月に岡倉由三郎を講師とする「英語講座」が東京放送局で開始されると、同じ年のうちに大阪や名古屋でも始められるなど、ラジオを用いた語学講座は全国に展開していくことになる。広島放送局では開局して間もない1928(昭和3)年8月に「英語講座」の放送を始めたが、その講師を担当したのは、広島高等師範学校教授の櫻井役(1889-1957)であった。この発表では、日本放送協会が発足する大正末期から昭和初期の時代において、広島発のラジオ講座が全国的な流れの中でどのような意義を持ち得たのかを考察する。あわせて、入手のかなった放送用テキストの内容や難度に関する分析を試みることにより、講座の内容が英語教育史の中にいかに位置付けられるかを明らかにしたい。

◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。
◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。
◆行楽シーズンですので,宿泊をご予定の方は,お早めに各自でご手配ください。

問合わせ:reikai(at)hiset.jp (at)を@に変換してください。

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