開催日時 | 14:00 〜 17:00 |
定員 | 40名 |
会費 | 0円 |
場所 | その他詳細は学会ホームページをご参照ください(http://hiset.jp/)。 |
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研究発表「ローマ字表記争論をめぐって ~過去、現在、未来~」
米岡 ジュリ氏(熊本学園大学 教授)
【概要】 日本語のローマ字表記には、「外国人が作った外国人のため」のヘボン式と「日本人が作った日本人のため」の訓令式がある。公式には訓令式が定められている一方、実際社会はほとんど改定ヘボン式ローマ字を利用している。しかし、現代社会はローマ字のニーズが大きく変わり、21世紀の子供の多くは、訓令でもヘボンでもなく、いわゆる「ワープロ・ローマ字」を使用する。本研究は、明治初期から引き摺っている「二重人格 ローマ字 」のルーツと歴史を探った後、新時代にふさわしい「ワープロ ・ ローマ字」に基づく統一された、合理性のある新形ローマ字を提案する。
1.Round 1 1860-1892 争論のルーツ
2.Round 2 1902-1909 標準式の誕生
3.Round 3 1921-1937 訓令式への道
4.Round 4 1945-1954 SCAPとヘボン式
5.Round 5 1954-現在「二重人格」ローマ字時代
6.21世紀のため:新形ローマ字の提案
研究発表「広島文理科大学『英語教育』(1936〜1947)における英語教育論」
上野 舞斗氏(四天王寺大学助教)・江利川 春雄氏(和歌山大学教授)
【概要】広島文理科大学英語英文学研究室/英語教育研究所編『英語教育』(1936〜1947年、全40冊)は、「英語教育」を冠した初の専門誌であり、研究論文、中等学校での実践報告、英語教育時評など、貴重な資料の宝庫である。この「忘れられた英語教育雑誌」の学術的価値と今日的意義を明らかにしたい。
発表では、英語教育の論考に絞り、主要な執筆者、論考のテーマ、特徴的な内容について報告する。そのために総目次を作成し、執筆者や内容ごとに分類し、全体像を量的・質的に把握する。それを踏まえて、掲載頻度の高いテーマおよび英語教育史に関連する論考に焦点を当て、特徴を考察する。
参 加 費: 無料
問合せ 日本英語教育史学会例会担当
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