開催日時 | 13:00 〜 16:00 |
定員 | 25名 |
会費 | 120000円 |
場所 | オンライン |

この度、京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センターは主催講座「大学生と学ぶ 対話型鑑賞ファシリテーション講座」を開講します。現在、2022年度受講生(3期生)を募集しております。
今年で3年目を迎える本講座は、美術・博物館や学校現場をはじめ、ビジネスパーソンの研修や医療従事者の教育など様々な分野で広く活用されている対話型鑑賞を、その基本から実施者としてのファシリテーション技術まで、理論と実践の両面で本格的に学ぶオンライン連続講座です。
基本となる隔月開催のセミナー(7月,9月,11月,1月/全8日間)に加え、月2回の定期練習会(任意参加)での実践を通じて対話型鑑賞の理解を深め、鑑賞やファシリテーションのスキル習得を目指します。
また、本講座は講師に加え、本学で対話型鑑賞を学んでいる大学生がスタッフとして参加いたします。自らもファシリテーションのトレーニングを受けてきた経験を活かしながら、受講生と大学生が互いに学び合い、研鑽を積むセミナーとなっております。
▼開講期間:2022年7月9日(土)〜 2023年1月15日(日)
▼実施方法:オンラインプラットフォーム(Zoom)を使用
▼対象:
1. 全8日間のオンラインセミナーに全日参加できる方
2. ファシリテーション習得のため、実践練習に励むことができる方
▼定員:最大25名(要事前申込・抽選)
▼受講料:12万円(税込)
お申込み〆切:6月17日(金)23:59必着
抽選結果のご報告:6月22日(水)頃を予定
受講料振込:7月1日(金)必着
お申込方法・講座の詳細はこちら
https://www.acop.jp/news/q=12836
▼開講期間:
2022年7月9日(土)〜 2023年1月15日(日)
※受講生間の交流や情報交換、自主練習会企画などがおこなわれているFacebook上のオンラインコミュニティと受講生間の練習会にお使いいただくZoomミーティングルームは2023年3月31日までご利用いただけます。
▼内容・日程:
①オンラインセミナー(必須参加)
第1部( 7月):ファシリテーターになるための鑑賞スキル
第2部( 9月):鑑賞を促すファシリテーションスキル
第3部(11月):対話型鑑賞上級編 —「作品鑑賞」を深める—
第4部( 1月):ファシリテーション上級編
日時: 2022年 7月 9日(土)-10日(日),9月 3日(土)- 4日(日),11月 5日(土)- 6日(日),2023年1月14日(土)-15日(日)
※土曜 13:00〜18:00、日曜 10:00〜16:00(昼休憩1時間含む)
②オンライン定期練習会(任意参加)
第2火曜日(18:30〜20:00)・第4土曜日(10:00〜11:30)
日程:2022年 7月23日(土), 8月 9日(火),8月 27日(土), 9月13日(火),9月24日(土),10月11日(火),10月22日(土),11月 8日(火),11月26日(土),12月13日(火),12月24日(土), 2023年1月10日(火)
▼実施方法:オンラインプラットフォーム(Zoom)を使用
※参加のためのミーティングIDおよびURLは、講座前日までにご応募いただいたメールアドレスにお送りいたします。
▼対象:
1. 全8日間のオンラインセミナーに全日参加できる方
2. ファシリテーション習得のため、実践練習に励むことができる方
▼定員:最大25名(要事前申込・抽選)
※好評につき受講希望のお問い合わせを多数いただいておりますが、実践を含む講座の質確保のため、毎年少数の定員に限らせていただいております。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
▼受講料:
12万円(税込)
▼申込方法:下記より、必要事項をご記入の上お申し込みください。
お申し込みフォーム
お申込み〆切:6月17日(金)23:59必着
抽選結果のご報告:6月22日(水)頃を予定
受講料振込:7月1日(金)必着
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【講座趣旨】
対話型鑑賞とは、鑑賞者同士のコミュニケーションを通じて美術作品を読み解いていく鑑賞教育の手法です。ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された鑑賞教育プログラムVisual Thinking Curriculum(VTC)と、後に開発者らが改良発展させたVisual Thinking Strategies(VTS)が主な源流となっており、日本へは1990年代の初頭に、現在は本センターの所長を務める福のり子の紹介によって伝わりました。
子どもから大人まで、アートに親しんだことのない人でも作品を楽しむことができ、鑑賞を通して観察力や思考力、コミュニケーションスキルなど、さまざまな能力の発達も促すことができるため、近年では全国の美術館や学校現場の教育に用いられているだけでなく、医療従事者のトレーニングやビジネスパーソンの研修など、広く一般に活用されるようになっています。
一方で、対話型鑑賞を専門的・体系的に学ぶことができる場や機会が少ないこともあり、近年の急速な広まりに伴って、実施者の理解不足や技術不足による対話型鑑賞への誤解や批判が増えているのも現状です。
本講座は対話型鑑賞の理論と技法を体系的に学んだ上で、実践のスキルを兼ね備えたファシリテーターの育成を目的としています。基礎となるVTSの背景理論や技法をはじめ、本センターが開発・展開している、より上級者にまで対応した対話型鑑賞プログラム「ACOP(Art Communication Project)」の手法も学んでいきます。
より豊かな対話型鑑賞を実現し、対話型鑑賞への懐疑や批判に答えることができるエキスパートを目指す方であれば、これからファシリテーションをはじめるという方も、すでに実践している方もご参加いただけます。ぜひご応募ください。
▼スタッフ
[講師] 伊達隆洋(だてたかひろ/京都芸術大学 准教授)
2007年より対話型鑑賞の実践と研究に従事。本センター所長の福のり子とともに、これまで15年間にわたり対話型鑑賞の実践とファシリテーター育成をおこなっている。全国の美術・博物館、教育関係者への普及・研修のほか、対話型鑑賞を応用した医療従事者の養成や企業の人材育成なども多数手がけている。
[学生スタッフ] 京都芸術大学アートプロデュース学科 学生
▼注意事項
・Zoomのアカウントをご用意ください。
お持ちでない方はZoomの公式ホームページにて無料アカウントをご取得ください。取得方法の詳細は公式ページをご参照ください。
・講座は原則、パソコンで受講いただきますようお願い致します。スマートフォンやタブレットの場合、機種やアプリの制限により鑑賞やファシリテーションの実践に支障を来したり、講座内で用いるオンラインサービスが使用できない場合がございます。
・インターネット環境について:Zoomミーティングが安定して利用可能な回線速度が必要となります。より安定した環境で受講いただくには有線LANでの接続を推奨します。また、会社等のVPNを経由して接続している場合もオンラインサービスの利用が制限される可能性がございます。受講者様の通信環境による不具合については対応致しかねますので、あらかじめご了承ください。※後日、録画視聴は提供致します。
・主催者都合による中止を除き、お申し込み後の返金は致しかねます。
・本講座の様子は画像や動画で記録させていただきます。本学webサイトや活動報告書等の広報活動に用いることがございます。
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Q&A
Q. 対話型鑑賞というのはVTSのことですか?
A. 本講座では主にVTS、ACOPを指しています。あまり知られていませんが、そもそも「対話型鑑賞」という名称は日本でVTC/VTSが普及される際に使われた造語で、VTCやVTSには「対話型鑑賞」に対応する用語は存在しません。このことが現在、様々な混乱や誤解を生じさせる要因になっています。講座ではこの点についても扱います。
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Q. 対話型鑑賞のファシリテーションとは3つの問いかけのことですか?
A. たしかにVTSには3つの問いかけがありますが、それはVTSのファシリテーションの一部であって、それ以外にも重要な技法があります。ACOPにはさらにVTSにはないファシリテーション技法もあります。一部では「対話型鑑賞は3つの問いかけだけでできる」と言われていますが、これは間違いです。
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Q. 対話型鑑賞の源流がMoMAで開発された鑑賞教育プログラムというのは間違いだと聞いたことがあります。誤認していませんか?
A. これは日本独自の名称に起因する問題です。「対話型鑑賞」という用語はVTC/VTSが日本に普及される際に意訳として用いられた造語ですので、MoMAのプログラムが源流というのは間違っていません。他方、「対話型鑑賞」という言葉は、日本で約30年の間にVTC/VTSだけでなく、対話を介している鑑賞方式全般にまで用いられるようになっており、「対話を介している鑑賞」を意味する日本語として広義に捉えるのであれば、鑑賞の際に対話がおこなわれた例はMoMAのプログラム以前にも当然あったといえます。
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Q. 対話型鑑賞は自由に作品をみるのに、なぜファシリテーターの技術が必要なんですか?
A. 対話型鑑賞では「自由に作品をみる」と言われているのを目にしますが、これは誤解あるいは説明不足です。自由にみることが対話型鑑賞の目的ではありません。この点も講座内で詳しく取り上げます。ちなみに「自由」という言葉とセットで語られることが多いのも日本独自の傾向です。
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Q. 対話型鑑賞は作品の見た目の印象を話してるだけで、作品を鑑賞したことにならないのでは?たとえばコンセプチュアルな作品を見た目だけ話しても無意味では?
A. これはイエス&ノーです。まず、対話型鑑賞は作品の見た目の印象を話すだけというのは誤解です。掘り下げて作品を考察したり、コンセプチュアルな作品を扱うこともできます。しかし、実際には見た目の印象を口々に話すだけの対話型鑑賞が多いのもたしかです。
また、対話型鑑賞は本来、繰り返し何度も経験することで次第に鑑賞のリテラシーが獲得されていくよう、背景理論に基づきどのようなレベルの鑑賞者にどのような作品をどのような順番で見せ、どのようなファシリテーション技術を用いるか、綿密にデザインした上で実施するものです。こうした前提を知らないまま、1回の対話型鑑賞を切り取って「あんなのは鑑賞ではない」と批判されている場合があります。他方、実施者もこうした前提を知らずにおこなっているケースが少なくないのは対話型鑑賞が抱えている大きな問題です。
【主催・問い合わせ先】
京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター
(担当:春日・辻口)
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
https://www.acop.jp
E-mail:info@acop.jp
Tel:075-791-9132 ※お問合せ受付:月・火・木曜日 10:30~13:30
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