「読み深めカード」という教具を使った読書会をやります。今回の題材は「おくのほそ道」(平泉)です。
平泉を訪れた芭蕉は奥州藤原三代の短い栄華に思いをはせ、義経主従の悲劇に涙を流します。
この平泉はなかなかに難解です。「三代の栄耀」は奥州藤原氏三代の栄華のことを指し、「高館」は義経の館のことを指します。しかしそんなことは注がないと分かりません。これは私たちが現代の人間だからでしょうか。芭蕉が生きた元禄の人の多くはこれらが理解できたのでしょうか。私にはどうもそうは思えません。これらを理解できるのは、芭蕉が生きた元禄でも、やはり少数の、よほど風雅を解する人であったと思います。では、俳諧師であったはずの芭蕉がなぜこのような、風雅を解する人だけが分かるような書き方をしたのか。この読書会(2回シリーズ)ではそれを議論したいと思います。まず第1回では、どのような発問が平泉に対する生徒の「読み」を促進するのか議論します。ふるってご参加ください。
お申し込みは下記リンクから。
https://www.kokuchpro.com/event/e77c571ac1b006f6b09b349747c726b9/
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