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東京加害者臨床研究会:第27回例会@

東京加害者臨床研究会:第27回例会@

〓被害者支援と整合性のある加害者「更生支援」を目指す.〓
 
 DV防止法の施行以後、精神科クリニックや相談室に来所するDV加害者が増えており、加害者の心理療法の方法論に関する研修の必要性が高まっています。しかし、加害者は言い訳や自分の考えの正当化などにより変化しにくく、臨床家にとって独特な困難を感じさせます。加害者の心理療法は、従来の臨床とは異なる方針と面接スキルが必要であることが分かっています。

 この研修会では、DV克服を目指す男性の変化を、丁寧に、なおかつ徹底して促進するための有効なアプローチを提供してきました。関心のある方のご参加を、お待ちしております。  
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●このアプローチは被害者支援との整合性を大切にしており、被害者の面接にも大いに役立ちます.

●こだわりの強い加害者クライエントを揺さぶり、臨床家のペースに持っていく面接スキルがあります.

●加害者クライエントの面接に関して、戸惑いなく確信をもった方針で運営できるようになります.

●本研究会で学ぶスキルの多くはbrief therapyの応用で、動機づけ面接法のスキルとも共通点があり、他の困難ケースの面接に広く活用できます.


【第27回例会テーマ:加害者の『偽りの洞察』を発見し、上手に対応する】
DV加害者の面接では、一見、洞察が進んで、問題への理解が深まっているように思えながら、本当は逆方向に進んでいる、という事態がしばしば起こります。例えば、カウンセラーによる指摘を「ああ、それは妻から以前、言われていました」という応答です。 背景には、彼らが巧みにこちらの変化への働きかけをかわす意図が隠されています。この研修会では、加害者に対応する際に心理臨床家が注意すべき『偽りの洞察』を複数紹介し、そのカラクリを解明します。そして、彼らの意図を見抜き、彼らの言動を利用して返し技を仕掛ける面接スキルを、デモンストレーションを交えて紹介します。


〔参加費〕継続参加予約3,000円(当日=3,500円)、初回参加・予約2,000円(当日=2,500円)

〔講 師〕草柳和之(大東文化大学非常勤講師/他) ✿平成27年度・社会貢献者表彰を受賞✿

                           
【予約申込:東京加害者臨床研究会事務局】
メンタルサービスセンター内 〒176-8799 練馬郵便局留
Tel.03-5926-5302/070・5016・1871
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/TOUKARINKEN-reikai.htm 

※電話連絡の後に、参加費の振込みをお願いします。
※主催者都合の不催行を除き、納入額の払い戻しは致しません.
■振込先 [みずほ銀行 桜台支店 (普)1438903 名義:メンタルサービスセンター 草柳和之]


【講師紹介】●草柳 和之 ==================
▲大東文化大学非常勤講師.メンタルサービスセンター代表・カウンセラー.長年,DV被害者支援に携わると同時に,日本で初めてDV加害者更生プログラムの実践と研究に着手,その活動は新聞・TV・雑誌等を通じて広く紹介される.日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員.
▲著書に『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店), 共著『標準 音楽療法入門 下』(春秋社),他多数.
家庭裁判所・国の研究機関・自治体・弁護士会・大学・学会等から,幅広く講演や研修会の依頼を受けており, その優れた研修指導は多くの人々から支持されている.長年のDV問題の先駆的取り組みが評価され、社会貢献支援財団より、平成27年度社会貢献者表彰を受賞した。
▲講演の際にピアノを演奏し、作詞もする、異色の心理臨床家でもある.世界的に活躍する作曲家・野村誠氏にDV根絶を願うピアノ曲を作曲依頼し、音楽によるDV防止キャンペーンを展開している。平和のための音楽会・ライブハウスのランチタイムコンサート・学会のミニコンサート・自治体の協働イベント・DV問題のシンポジウムなど、幅広い機会でピアノ演奏を行い,《社会の平和は家庭から》を訴えてきた.
資格:日本カウンセリング学会・認定カウンセリング心理士.NLPマスター・プラクティショナー.
ブレインスポッティング~~脳内のトラウマ体験記憶の処理を促進する特殊療法で、パニック発作・恐怖症・PTSDなど幅広く効果がある、全く新しいタイプの心理療法~~phase①②修了者.
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《DV加害者向け啓発パンフレット》
→→ http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/DV%20Pamphlet%20for%20Batterers%20page.htm

加害者・その知人・親等がこのパンフレットを読むことは、DVの状況を解決していくために、きっとささやかな手助けとなるでしょう。加害男性全体のごく一部の割合ですが、加害者が正面から問題に向き合う姿勢であれば、専門的プログラムを受けることによって更生の可能性は開かれています。しかしその場合でもある程度長期にわたって粘り強く自己変革に取り組む必要があります。
ご関心のある方は、ぜひご連絡下さい。

■メンタルサービスセンター Tel.03-5926-5302
事務局郵送先 〒176-8799 練馬郵便局留
〔パンフレット一部の場合〕
・郵送費140円+パンフレット実費100円→計240円分の切手を、事務局までお送り下さい。
〔パンフレット複数部数を請求の場合〕
・パンフレットの部数×100+郵送費

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