開催日時 | 20:00 〜 21:00 |
定員 | 20名 |
会費 | 1910円 |
場所 | オンライン |
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古田徹也『このゲームにはゴールがない──ひとの心の哲学』を読みます。
「心は自分の中にある。他者の心には直接的にアクセスできず、外面を通して間接的にしか知ることができない、ゆえに、原理的に他者の心を完全に知ることは困難(不可能)である。」このような心の捉え方は秘密の部屋モデルと呼ばれ、多くの人が抱いている心の捉え方であると考えられます。
秘密の部屋モデルは、突き詰めていけば、他者とわかりあうことは不可能であるという結論に至ります。しかし、私たちは、日常生活の中でしばしばそのモデルに必然的に行きつき、それによって苦悩します。たとえば、親しいはずの恋人に対して、「あの人の気持ちがわからない」と悩み、「本当に私のこと好き?」と確認し、好意的な反応が返ってきてもそれが信じられないと苦悩します。このように苦しみを生み出す一方で、私たちを常に魅了し続ける秘密の部屋モデル。なぜこうも秘密の部屋モデルは私たちを魅了するのでしょうか。
このようなことを考えるために、本読書会では、秘密の部屋モデル(正確には、他者の心についての懐疑論)を正面から論じた『このゲームにはゴールがない──ひとの心の哲学』を読む機会を作りたいと思います。本書は、秘密の部屋モデルという人間の心の捉え方を改めて見つめ直すヒントを与えてくれています。本書を読み解きながら、秘密の部屋モデル(他者の心についての懐疑論)について、あれこれとみんなで考える時間を作りたいと思います。
【著者である古田徹也先生にご協力をいただき、質問に対してメールでのご返答をいただけることになりました!】
本読書会を通して、参加メンバー全員で、「これは古田先生にぜひ聞いてみたい!」という渾身の質問を1問考えます。その質問は、実際に古田先生に荒川出版会からメールでお送りして、ご回答をいただく予定です。古田先生からご回答いただいた内容は参加メンバーにも共有いたします(荒川出版会noteでも公開予定です)。
みんなで読むだけでなく、著者とのやりとりもある読書会となっております。本読書会を通じて、古田先生を唸らせるような(?!)渾身の質問をみんなで練り上げていきましょう。(もちろん、自分としては質問は思いつかないけど、他の参加者がどのような質問をするのか気になる、といった方もご参加いただけます。)
みなさんのご参加をお待ちしています。
詳細・申込はPeatixにて。
https://ap241114.peatix.com/