シンポジウム〈「なんとかしたい」という親の気持ち。子ども自身はどう応え、努力したか?〉【後援】文部科学省、厚生労働省、こども家庭庁、内閣府、埼玉県教育委員会、千葉県教育委員会など
開催日時 | 09:45 〜 11:45 |
定員 | 70名 |
会費 | 1500円 |
場所 | 埼玉県川口市川口1-1-1 川口駅前市民ホール フレンディア(キュポ・ラ4階) |
セミナー【教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム】第38回
適切な接し方・教え方を求めて—。
「なんとかしたい」という親の気持ち。子ども自身はどう応え、努力したか?
「発達障害/発達の遅れ」を抱える子どもへの対処法に関して、一番必要で大切にもかかわらず専門家からあまり取り上げられないテーマ……。それは「教育・学習によって子どもの成長を促す」という視点と具体的な取り組みではないでしょうか。
「特別な子どもだから仕方がない」「子どものやりたいところから始めよう」「無理はさせない」「様子をみよう」という、強い固定観念が妨げになっているようです。その壁を打ち破るのは生きた事例だと考えます。
第38回の講師は3名です。
保護者の南條美樹(miki)さんは、幼児期に「自閉症スペクトラム」と診断された長男の子育てを経験。「学校が好きな子ども」へ育て上げた経緯、特に家庭学習の工夫と苦労、学校の先生方との信頼関係、そして家族の協力などについて話を伺います。
また、幼児期に、言葉の遅れ、多動、かんしゃく、偏食などがあり、「自閉症・ADHD」と診断された春野 稔さんの成長を、指導に携わったエルベテークの河野俊一さんと一緒に振り返り、「発達障害/発達の遅れ」をもつ子どもへの効果的な接し方・教え方のポイントを皆さんと共有したいと思います。
●パネリスト 南條美樹 さん(保護者/一般社団法人チャレンジドLIFE副代表)
大学(発達心理学専攻)卒業後、計測機器メーカーに勤務していた2008年に長男(3歳上に長女)を出産。1年間育休を経て仕事復帰する予定にも関わらず、長男に発達の遅れがあり(その後、「自閉症スペクトラム」の診断)、在宅勤務をメインにした生活へ。家族のサポートを受けながら子育てを続け、長男は小学校(通常学級)入学。
中学受験、高校受験を経て、現在、高校1年生。「社会に出て大きく困らない力」を身につけさせるために家庭学習に力を注いでいる。
著書に『無理なくできる! 発達障害の子が伸びる いちにちいっぽの育て方』(学研プラス)。ブログでの発信やテレビ番組の出演・監修も。京都府在住。
●パネリスト 春野 稔 さん(社会人/幼児期に「自閉症・ADHD」と診断)
幼児期に「自閉症・ADHD」の診断を受ける。言葉の遅れや強いこだわり・偏食があり、また多動でピョンピョン跳んだりしたほか、覚えることも苦手だった。
年中(5歳)の3月から小学6年生までエルベテークで学習を積み重ね、大きく成長。親が教室での指導のやり方と同じように接し、教え続けた。そして、高校・大学卒業を経て、社会人5年目。一般企業で3年半営業を経験したあと、「子どもの教育の仕事をしたい」とエルベテークに入社。後輩の子どもの指導に邁進している。
●コーディネーター 河野俊一 さん(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事)
1995年、民間の教育機関エルベテーク設立。発達の遅れと課題をもつ子どものためのコースも開設し、現在に至る(川口/大阪/アメリカ)。30年間の豊富な指導実績と実例をもつ。当セミナーではのべ40以上の実例を保護者とともに紹介。「学校は子どもにとって大切な学びの場である」との視点に立ち、親子が学校と連携してより良い関係を築けるように導いている。
著書に『発達障害の「教える難しさ」を乗り越える』『自閉症児の学ぶ力をひきだす』(いずれも日本評論社)、『誤解だらけの「発達障害」』『子どもの困った!行動がみるみる直るゴールデンルール』(いずれも新潮社)など。
▶︎詳細はこちらhttps://www.education-in-ourselves.org/お知らせ-news/
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▶︎インスタグラムはこちらhttps://www.instagram.com/kyouiku_jiku
【プログラム】
[はじめに] 9:45
1……[座談会形式のシンポジウム] 9:50〜11:15
幼児期にどんなことに困り、どのような気持ちでどのように対処したか? 「発達の遅れ」を抱える子どもの成長と親の役割は?
いまは社会人となった子ども自身の振り返り、
家庭学習の進め方、家族の協力、学校との連携について など
2……[まとめ] 11:15〜11:30
3……[質疑応答] 11:30〜11:45
会場から(本日の報告の内容や子育て・教育全般に関して)
[おわりに] 11:45
(2)質疑応答
[日時] 2月8日(土)9:45〜11:45(受付開始9:30〜)
[会場] 川口駅前市民ホール フレンディア (埼玉県川口市川口1-1-1キュポ・ラ4階 JR川口駅東口すぐ)電話048-227-7603
[定員] 70名(対象=保護者、学校関係者、保育・福祉関係者、市民など)
[参加費] 1,500円(資料代等)
[後援] 文部科学省 厚生労働省 こども家庭庁 内閣府 埼玉県 さいたま市 川口市 埼玉県教育委員会 千葉県教育委員会 草加市教育委員会 越谷市教育委員会 北区教育委員会 豊島区教育委員会 足立区教育委員会 埼玉県社会福祉協議会 川口市社会福祉協議会 埼玉県小児科医会 埼玉県看護協会 日本言語聴覚士協会 全日本私立幼稚園連合会 全国私立保育連盟
[企画協力] エルベテーク
[協力] NPO法人 ともくん家/生活介護事業所 もんきいぽっど
[申し込み] 当NPO法人のHPにアクセスいただき「申し込み専用フォーム」からお申し込みください(事前申し込み制▶︎定員になり次第、締め切らせていただきます)
*「障がい者支援事業助成」(一般財団法人 あすたむ舎)として開催
■■
「発達障害」を抱える子どもの成長に関する報告は短期間の記録がほとんどという現状のなか、私どもはより長期的で具体的な記録(幼児期〜学齢期〜思春期)を保護者・関係者の方々に示し、子育てや指導・ケアのモチベーションにつなげてほしいとの思いから6年前の2017年3月にこのセミナーをスタートさせました。おかげさまで、保護者のほか、教育・保育関係者、医療・福祉関係者の方々も参加していただくようになりました。
セミナー終了後のアンケートを紹介します。
■保護者「初めてこういったセミナーに参加しました。実際に経験された方のお話を直接聞くことができて希望が持てるようになりました」
■学校関係者「発達障害と診断された子が教育によって大きく伸びていくということに驚かされました」「保護者の方がこれほどまでに悩み、動いていることを実感しました」「困っている場合に焦点を当てるべき部分のヒントが得られました」
■保育関係者「細かい指導方法などをますます知りたくなりました」
■小2の保護者/教育関係者「『子どものあるがままを受け入れましょう』『この子には無理させない方がよい』だけではなく、子どもが社会に出ていく時に本人が幸せであるために、きちんと基礎学力をつけさせてあげる方法論を保護者にももっと学ばせてほしい」
関心のある方はぜひどうぞ!
■■
【最新情報】 このセミナーから誕生した出版物です。全国の書店、オンライン書店(amazonなど)でお買い求めください。
●『親が語る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方 1』
この連続セミナー[実例から知る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方]で報告された7つの体験発表をピックアップし、1冊の本にまとめました。対談形式の良さを生かしつつ、実例ならではの説得力ある事実が満載です。定価1,650円(本体価格1,500円+税10%)
このセミナーに寄せられた参加者の声がきっかけとなって誕生した学習ドリルも発売中です。保護者「わが子に教えるのが難しい」「どう教えたらいいのか、わからない」、教師「指導の中で不安・迷いがある」「家でもっと子どもに関わってほしい」の不安・迷いを解決する“学びの原点ドリル”。全4巻を予定。定価各1,100円(本体価格1,000円+税10%)。
●『力をひきだす、学びかたドリル 1 「書く」からはじめる せん、すうじ・かず』
●『力をひきだす、学びかたドリル 2 「書く」からはじめる 10までのたしざん・ひきざん』
●『力をひきだす、学びかたドリル 3 「書く」からはじめる くりさがり・くりあがり』
計算のシンプルな手順を覚えることによって計算に慣れ、その上で数の概念や計算の仕組みを学ぶ構成となっています。一般的な学習では「くりあがり→くりさがり」と進みますが、このドリルでは子どもの得意な足し算を手順のひとつとして活用可能な繰り下がりからスタートし、「くりさがり→くりあがり」の形で進めます。より短期間に早く覚えられるように工夫しました。
近刊◎2月上旬発行予定
●『力をひきだす、学びかたドリル 4 「とけい・かたち』
【2021年〜2024年に開催したセミナー/シンポジウム】
□第22回 2021年5月8日(土) テーマ[幼児期から取り組むこと 独り言・おうむ返し・多動を克服し、力をつけて就職するまでの記録]
□第23回 2021年9月25日(土) テーマ[小さな変化や進歩を喜び、つねに前向きな気持ちで 言葉が話せないわが子への教え方と学習習慣づくりの報告]
□第24回 2021年12月18日(土) テーマ[「2学期から特別支援学級へ」と告げられてからの親の努力 「自閉症・ADHD」と診断されたMくんの20年間の成長記録
□第25回 2022年3月19日(土) テーマ[「受け入れて応じる力」を身につけることから 「自閉症」と診断された子どもの18年間の記録
□第26回 2022年6月25日(土)-大阪開催 テーマ[問題行動が多く、読み書きもできなかったわが子への教え方 「2学期から特別支援学級へ」と告げられてからの親の努力 2
□第27回 2022年7月30日(土) テーマ[「自閉症」のわが子。学習によってここまで成長した 言葉の遅れ、問題行動を乗り越えながら育った中学1年生(男子)の記録]
□第28回 2022年9月17日(土) テーマ[「発達障害」と診断後、学校が大好きな兄弟になるまで 父親と母親がスクラムを組んで家庭学習を支える兄弟(小4、小2)成長記録]
□第29回 2022年11月12日(土) テーマ[Sくん(中1)の努力が彼の力を伸ばし、みんなの意識を変えた]
□第30回 2022年12月17日(土) テーマ[6年間の特別支援学級から通常学級へ。「そんな前例はない」と言われた子どもの成長記録]
□第31回 2023年2月25日(土) テーマ[どの子にも学ぶ力がある!
幼児期からの効果的な教育を語る]
□第32回 2023年7月1日(土) テーマ[アメリカでは巡り会えなかった指導法で娘は大きく成長した]
□第33回 2023年9月30日(土) テーマ[保護者・学校の信頼関係と子どもへの効果的な教え方]
□第34回 2023年12月2日(土) テーマ[「発達の遅れ」を抱える子どもが課題を乗り越え、社会に出るまで]
□第35回 2024年2月3日(土) テーマ[子どもの頑張りを支える]
□第36回 2024年7月27日(土) 〈学校関係者向け研修会〉 テーマ[「指導の基本」を再確認し、学校教育・特別支援教育の問題・悩みを解決!]
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