開催日時 | 10:30 〜 17:00 |
定員 | 60名 |
会費 | 28000 (早割 2025-1-8迄27000)円 |
場所 | 大阪府大阪市大阪府大阪市住吉区帝塚山東5丁目8-3 住吉総合福祉センター2階大広間 |
○講師紹介
・松岡哲雄
一般社団法人ビジョントレーニング協会 代表理事
業績等:リサーチマップ参照※国立研究開発法人科学技術振興機構が運営するサイト
https://researchmap.jp/ten
・北出勝也
米国オプトメトリードクター
著書:『学ぶことが大好きになるビジョントレーニング1・2』図書文化社
『クラスで楽しくビジョントレーニング』図書文化社 他多数
※「大阪市教育委員会」・「ビジョントレーニング学会」が後援し、大学教員と米国オプトメトリードクターが講師を務めるの資格認定講座です。
○この資格を取ることで、一般社団法人ビジョントレーニング協会認定の民間資格して履歴書などに記載頂けます。次に、「ビジョントレーニング」の名前を使って金銭が発生する商用利用には商標が必要ですが、資格認定試験に合格し資格を所得いただくことで、会則に従い無償で商用利用頂けます。また、当協会のホームページにビジョントレーニングインストラクターとして掲載をさせていただきます。お住まいの地域の方からビジョントレーニングについて問い合わせなどありましたら、お繋ぎさせていただきます。ならびに、ビジョントレーニング学会に無料で所属して頂けます。そこで新しい研究について学んで頂いたり、会員相互の学術的な交流及び協力を推進する場としてご活用いただけたりします。
ビジョントレーニングとは
ビジョントレーニングとは、見る力を高め、見たものを正しく認識したり、体を自分のイメージ通りに動かしたりする機能を高めるトレーニングです。
五感の情報は視覚83%、次いで聴覚が11%で、残りの嗅覚3.5%、味覚1.5%、触覚1%だと言われている様に、視覚から受け取る情報が一番多く、視覚を鍛え素早く正確に体を動かせるようになることが、高齢者の認知症予防・運動能力を向上・車などの運転中の認知力の向上、日常生活や学習の躓きの解消・暗記力の向上に役立ったりすることも、多数報告されています。
また加藤(2009)によると、ビジョントレーニングを行うと前頭葉の内側の広い部分に血流と酸素が集まり、また第一次視覚野が位置する後頭葉以外の脳の成長を促す効果もあると報告されています。前頭葉は人間の運動、言語、思考、判断を司る場所であるので、ビジョントレーニングをすることでそれらの能力の発達を促すことが期待できます。
〇日常生活や学習の躓きの解消・暗記力の向上写真1写真5
視覚機能が弱いと、勉強や作業に集中できなかったり、整理整頓ができなかったりするなどの症状が現れることが明らかになっています。文部科学省(2022年)の調査によると、通常学級に在籍する小中学生の8.8%に、学習面や行動面で著しい困難を示す発達障がいの可能性があることが明らかになっていますが、それらの子どもにも視覚機能を高めるビジョントレーニング行うことで発達の躓きが改善される可能性があります。北出(2010)によると、視覚機能を高めるトレーニング(ビジョントレーニング)を行うことで、「書(描)く力、読む力、作る力(手先の器用さ)、運動する力、集中力・注意力、記憶力、イメージ力」などが身についていくと述べられており、発達障がいのある児童・生徒の躓きの改善の報告もなされています。 また、文字や言葉、数字を頭の中で視覚化し、脳の使い方を変えることで能力は飛躍的に向上します。
〇車などの運転中の認知力の向上・高齢者の認知症予防写真2写真4
ビジョントレーニングを行うことで「入力機能(眼)⇒情報処理機能(脳)⇒出力機能(体)」といった眼と脳と体の連携を高めることで脳が活性化され、思考力や判断力が高められ日常生活での行動が驚くほど機敏になっていきます。これにより、交通事故防止、認知症予防、転倒予防などの効果が期待できます。
〇運動能力の向上写真3
「運動神経がよい」などと言われる能力は、眼や耳など感覚器から入ってきた情報を脳が上手に処理して、からだの各部に的確な指令をだす神経回路のことです。この能力を調整力といいます。調整力は、巧緻性・敏捷性(アジリティ)・平衡性(バランス感覚・前庭感覚)・柔軟性などに分けることができます。ビジョントレーニングには、この調整力の巧緻性・敏捷性・平衡性などを高める効果もあります。 そのため最近では、野球、サッカー、ボクシングなどのプロスポーツ選手に至るまでビジョントレーニングを取り入れることが多くなっています。
講座概要
ビジョントレーニング インストラクターPRO(プロフェッショナル)の資格は視覚機能の感覚機能・運動機能・情報処理機能についての内容となります。
但し、学術的な内容に偏らないように、子どもから大人まで日頃の日常生活や学習に役立つ内容になることに重きを置いた講座となっております。
例えば、情報処理機能の一つに、物や情景を頭の中でイメージとして描く視覚化があります。文字や言葉、数字を頭の中で視覚化し、脳の使い方を変えることで、能力は飛躍的に向上することを体験してもらいます。例えば19×19までの暗算が、小学3年生でも簡単にできるようになります。
カリキュラム
1日目(10:30~17:00)※会場受付は10:00~
〇眼の感覚機能
・暗がりでの眼の使い方
・眼の盲点について
・利き目について
〇眼の運動機能
・調節
・跳躍性眼球運動
・追従性眼球運動
・両眼視(両目のチームワーク)
〇動体視力について
〇情報処理機能
・記憶力を伸ばす情報処理の仕方
・速読について
・人の名前を覚える
・19×19までの暗算(九九ができれば、視覚化することで小学3年生でも簡単に計算できます)
2日目(10:30~17:00)※会場受付は10:00~
〇米国と日本のビジョントレーニングの状況の比較
〇日本の小学校での取り組み事例
〇眼球運動のチェックの仕方と評価―実践編―
〇視覚機能の評価法とトレーニング方法
・眼球運動検査の実践と評価法
・眼球運動トレーニングの実践方法
・両眼視検査の実践と評価法
・両眼視トレーニングの実践方法
・視覚認知検査の実践と評価法
・視覚認知トレーニングの実践方法
〇視覚と体幹の複合トレーニング方法
〇プロスポーツ選手のビジョントレーニングの事例紹介
・元WBA世界ミドル級チャンピオン村田諒太
・ヴィッセル神戸 斎藤未月選手
・阪神タイガース 木浪聖也選手
〇個別事例の紹介
〇ビジョントレーニングインストラクターPRO資格認定試験の説明
※テストは80点以上を合格としております。
受講や資格認定試験などの疑問点をよくあるご質問にまとめておりますのでご参照ください。https://vision-training.org/1128-2/
一般社団法人ビジョントレーニング協会
https://vision-training.org/
お申込みサイト 下記こくちーずプロよりお申込み下さい
https://www.kokuchpro.com/event/32ce7c7d24ca001c6f968a322437a301/