教育哲学×EdTechで学びはもっとよくなる~スクールタクト×ScTN質問紙で教育効果を可視化

開催日時 16:00 17:30
場所 オンライン 
教育哲学×EdTechで学びはもっとよくなる~スクールタクト×ScTN質問紙で教育効果を可視化

教育現場で日々行われている授業や研修は、子供たちの主体的・対話的で深い学びにどう影響しているのか? その効果は、どうしたら測ることができるのか?

文部科学省は、EBPM(Evidence-Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)の一環として教育の成果を可視化し、授業改善につなげることを推進しています。ただ現状では、そのために必要な教育データや学習ログの収集さえ十分ではありません。また、何のために、どのようなデータやログを収集することが「よい」と言えるのかという議論も、十分にはなされていません。

そこで本イベントでは、「スクールタクト」はもちろん、主体的・対話的で深い学びのための意識・実態調査である「ScTN質問紙」を“合わせて”活用することで、データやログを収集し、より「よい」授業改善につなげる具体的な方法を紹介します。

スクールタクトとScTN質問紙は、ともに、「そもそも教育は何のためにあるのか、どうあれば『よい』のか」という教育哲学の問いを基に開発されています。収集されるデータやログ自体が、「よい」教育の実現につながるよう設計されているのです。

当日は、ScTN質問紙を開発した山口裕也氏(一般社団法人School Transformation Networking代表理事、独立研究者)、その基になる教育哲学を提唱した苫野一徳氏(熊本大学大学院教育学研究科・教育学部准教授、前同法人理事)をお招きし、「教育哲学×EdTechの可能性」について、弊社の代表取締役社長である後藤正樹を交えてとことん議論します。

▼こんな方にオススメ!
・授業改善や校内研究の成果を可視化し、主体的・対話的で深い学びにつなげたい方
・スクールタクトとScTN質問紙を”合わせて”活用する方法を知りたい方
・そもそも収集すべき「よい」教育データや学習ログとは? について考えたい方

🕑 オンラインイベントの流れ(90分)
・登壇者の自己紹介
・「よい」教育とは何か(苫野 一徳)
・「よい」教育を具体化するScTN質問紙(山口 裕也)
・「よい」教育をスクールタクトでどう実現するか?(後藤 正樹)
・登壇者による鼎談
※イベントの内容は変更になる可能性があります。

登壇予定:
一般社団法人School Transformation Networking(ScTN)
代表理事 山口 裕也(独立研究者)
独立研究者、主な研究領域は心理学、教育学、哲学。博士課程在学中だった2005(平成17)年から研究員として基礎自治体の教育委員会に在籍し、その間、大学の教育学部非常勤講師を務めるなどして2023(令和5)年4月に独立、哲学者・教育学者の苫野一徳氏と共に一般社団法人School Transformation Networkingを設立した。ScTN質問紙(主体的・対話的で深い学びのための意識・実態調査質問紙)の著作者・著作権者でもある。主な著書に『教育は変えられる』など。


熊本大学大学院教育学研究科・教育学部
准教授 苫野 一徳(一般社団法人School Transformation Networking(ScTN)理事)
哲学者、教育学者。教育とは何か、それはどうあれば「よい」といいうるかという原理的テーマの探究を軸に、これからの教育のあり方を構想。公教育の本質は「自由の相互承認」の実質化にあるとし、具体的なあり方として「学びの個別化・協同化・プロジェクト化の融合」などを提唱。主な著書に『どのような教育が「よい」教育か』『教育の力』『「学校」をつくり直す』『学問としての教育学』『愛』『「自由」はいかに可能か』など。


株式会社コードタクト
代表取締役社長 後藤 正樹
早稲田大学教育学研究科博士課程満期退学、洗足学園大学指揮研究所を卒業。大手予備校にて物理科講師、教育系企業でのCTOを経て、現在、株式会社コードタクト代表取締役、株式会社スタディラボ取締役、また、デジタル庁にて非常勤国家公務員として教育のデジタル化を進める。
これまでに総務省プロジェクトマネージャーや教育委員会の委員なども務める。またエンジニアとして、情報処理推進機構(IPA)より未踏スーパークリエータに認定、指揮者としては琉球フィルハーモニックオーケストラ指揮者などを務める。

申し込みはこちら
https://schooltakt.com/event/50301/

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