2025年度 青山学院英語教育研究センター主催講演会(第2回)
日時:2025年10月11日(土)15:00~16:30
演題:「生命科学英語論文の「型」を学ぶData-Driven Learning:ライフサイエンス辞書コーパスの活用」
講演者:石井達也(高知大学)
場所:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料(要申込)
申込締切:2025年9月26日(金)
申込み・詳細情報:https://www.aoyamagakuin.jp/event/2025/1011_01
講演概要:
英語論文には、分野ごとの専門家集団に固有の論理展開があり、それを支える定型表現が存在します。こうした「型」を正確に理解し、適切に運用することは、専門家集団の一員として認められるために不可欠です。
本講演では、生命科学英語論文に見られる「型」について、コーパス言語学の知見に基づく分析結果を共有した後、勤務校である高知大学医学部医学科の1年生を対象に、前期オンデマンド形式で実施したライフサイエンス辞書コーパス(https://lsd-project.jp/)を活用したData-Driven Learning(DDL)の授業実践を報告します。
DDLとは、Johns(1991)により提唱された、学習者が実際のコーパスデータから言語パターンを自ら発見し、言語運用力を高める学習方法です。ライフサイエンス辞書コーパスを活用した教材開発や授業デザイン上の工夫、学生の反応について具体的に紹介します。最後に、生成AI時代における高大接続という観点から、DDLの意義と可能性についても、参加者の皆さまと共に考える機会としたいと考えています。
講演者略歴:
石井 達也(いしい・たつや)
高知大学 人文社会科学部 講師
広島大学大学院教育学研究科後期博士課程修了、博士(教育学)取得
神戸市立工業高等専門学校で一般科(英語)教員として5年勤務した後に、2024年4月より現職
専門は、コーパス言語学、English for Specific Purposes
著作に『ライフサイエンストップジャーナル300編の型で書く英語論文 : 言語学的Move分析が明かしたすぐに使える定型表現とストーリー展開のつくり方』(羊土社、元広島大学ライティングセンター特任教授河本健氏との共著)など。
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