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不登校ー転機は突然訪れるのか?〜一歩を踏み出すきっかけの背後に何があったかを事例で検証

開催日時 13:00 17:00
定員160名
会費1000円
場所 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2 SYDビル2階ホール(代々木駅西口徒歩5分)

◆「啐啄同機」(そったくどうき)という言葉があります。「啐」とはひな鳥が卵の内側から殻をつつく音、「啄」 とは親鳥が卵の外側から殻を叩くこと。ひな鳥が卵から孵ろうとするとき、殻を内側からくちばしでつついて破ろうとし、また親鳥も外側から殻を叩いてそれを助けようとする。そのタイミングが一致したとき、ひなは生を受けて外の世界に出ることができる。つまり、ひなが殻を破ろうとするのが、また親が殻を外から叩くのが早すぎても遅すぎてもいけない。その絶妙なタイミングを啐啄同機というわけです。

◆毎日のようにひとりで釣りに出かけていた中学生の男の子。そんな日々が1年以上続いたある日、突然「明日から学校に行く」と母親に告げ、翌日から再登校を始めました。担任の言葉の暴力によって学校に行けなくなった中学生の女の子。リビングのソファに寝そべってテレビ三昧の日々を送っていましたが、ある日、学校の上履きを洗っていたのです。母親は、「使いもしないものを洗ってどうするんだろう」と不思議に思ったそうですが、それから間もなく彼女は動きはじめました。なんの転機もないようにみえるこれらのケースから、私たちは何を学ぶべきなのでしょうか。

◆子どもたちが不登校という殻を破って外に出て行くとき、そこに決定的なきっかけや出来事があることは、そんなに多くありません。たとえ転機になったことがあったとしても、そこに至るまでの背景やまわりの人々の存在を見逃すことはできません。子どもたちが動き出す転機の背後に何があったのか、親や教師のはたらきかけがどう作用したのか。そこに焦点を当て、8つの事例を通して検証してみたいと思います。

【第1部】不登校ー転機は突然訪れるのか?
●講 師:今村泰洋(元東京都教育相談センター主任教育相談員)/齊藤真沙美(臨床心理士)/小栗貴弘(作新学院大学女子短期大学部講師)/荒井裕司(登校拒否の進路を考える研究会代表)

【第2部】父親のための不登校理解講座part8〜母親の願い、父親の誤解
●講 師:小澤美代子(さくら教育研究所所長)/小栗貴弘(作新学院大学女子短期大学部講師)

【第3部】個別相談(30名限定・要事前予約)

【お申し込み方法】
下記事務局へ電話、FAX、郵送、メール、またはホームページのお申し込みフォームにてお申し込みください。なお、12月27日〜1月5日の期間は、電話によるお申し込みはお受けできません。

【お問い合わせ先】「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会(略称:登進研)」事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-43-8
TEL.03-3370-4078 FAX.03-3370-5198
メール:info@to-shin-ken.net
ホームページ:http://www.to-shin-ken.net/

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