開催日時 | 13:00 〜 16:00 |
定員 | 20名 |
会費 | 0円 |
場所 | 兵庫県神戸市中央区港島1-1-3 神戸学院大学ポーアイキャンパスD号館2階WSスタジオ |
ほぐす・つながる・つくる ~からだを奏でる・非言語コミュニケーションと表現のワークショップ~
(シリーズ 汎用的なコミュニケーションスキルを考える)
多文化が共生する社会。そこで求められるコミュニケーションスキルやありようとはどのようなものでしょうか。
今回は、他者理解や社会包摂が求められる現場で実践されている新井英夫氏をお招きし、非言語のコミュニケーションから考えていきたいと思います。新井氏には、保育園、小中学校(通常級・特別支援級)~大学、フリースクール、高齢者施設、福祉作業所、公共ホールなどで、年齢や障がいの有無を越えて、幅広い対象に向けて実施されてきた内容をご紹介していただきます。
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アーティスト 新井英夫からのメッセージ 「力を抜くというチカラ」
こんにちは、体奏家・ダンスアーティストの新井英夫です。
今回のワークショップでは、まずは、余計な「力を抜いて」からだのささやかな声に耳を傾けることからはじめてみたいと思います。そして集まったみなさんと、個々がてんでんばらばらの自由のまま、ゆるやかにつながり、お互いに想ってもみなかった「おもしろいこと」「うつくしいこと」「ありがたいこと」が創造できればいいなぁと願っています。
「力を抜く(スキマをつくる・間を空ける・「する」でなく「なる」…)」ことは決して消極的な態度ではなく、ささやかな違いを感覚したり、他力(モノ・コト・ヒト、たとえば重力)と恊働するための積極的な受容や寛容や信頼のあり方だと私は感じています。超高齢化社会を迎え、だれもが自他の老いや衰えを受け容れて生きていかなくてはなりません。また生涯を通じて病と無縁の人もいないでしょう。障害や生きづらさについても同じことが言えると思います。あるひとつの基準に向かって右肩上がりに「できる」を競い合うのではなく、「できない」ことを、それぞれの違いを、まるごとそのまま肯定的にからだの実感から認め合う、そしてバラつきや違いがあるからこそ豊かな「対話」や「表現」が生まれる…、ワークショップの現場ではそんなことを私はいつも想い描いています。 多様な皆さんの参加をお待ちしております!
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新井英夫 プロフィール
自然に学び力を抜く身体メソッド「野口体操」を創始者・野口三千三氏から学び深い影響を受ける。野外劇などマチと関わる演劇活動を経て独学でダンスへ。1997年にDANCE-LABO KARADAKARAを創立主宰、現在まで体奏家・ダンスアーティストとして国内外で活動中。音楽家・美術家など他ジャンルアーティストとの国際共同創作も多数。公演活動との両輪として、障がいのある方・乳幼児から高齢者の方まで幅広い対象に向けた「ほぐす・つながる・つくる」からだのワークショップを教育・福祉・社会包摂に関わる現場で展開中。国立音楽大学非常勤講師。料理と落語好き。 http://blog.goo.ne.jp/karadakara
※当日は動きやすい恰好でご参加ください。フローリングのダンス対応スタジオでの開催となります。必要に応じて上履きなどをお持ちください。靴下や裸足でも大丈夫なスタジオです。トイレ等でのお着替えは可能です。
本WSは教育改革助成金事業の助成により開催されます。記録のため、ビデオ撮影を行いますが、その映像を外に出すということはございません。教育改革&向上のため実施されるWSとなります。WS後、アンケートのご協力をお願いいたします。