開催日時 | 13:00 〜 17:00 |
定員 | 50名 |
会費 | 無料円 |
懇親会の定員 | 15名 |
懇親会の会費 | 4000円 |
場所 | 東京都新宿区西早稲田西早稲田1-6-1 早稲田大学11号館507教室 |
第2回 教師教育研究フォーラム
「教育の今を問う」 実践力ある教師を育てる
テーマ:教師を育てる教師づくりをどう進めるか
-大学・教育現場をどのように繋いでいくか-
フォーラム設定の要旨
教師教育研究所はこれまで実践力ある教師を育てる課題を考えてきました。2015年に出された中教審答申によって教師教育の改革が進められ、国、教育委員会、大学では養成、採用、研修の一体的な改革が進行しています。その中心は教員の水準をどのように確保するかを問題にしています。また2017年9月14日に文部科学省が発表した「学校教員統計調査」の中間報告では、若い教師が学校を担っている現状が浮き彫りになっています。ベテラン教師が大量に退職し、校種によっては経験年数10年未満の教師が半数を占めている学校もあり、学校経営が難しくなっている状況が生まれています。情報化社会の中で、実践力のある教師の継承と育成が課題となっています。「学級経営」「授業」「教材研究」「いじめ」「不登校」「暴力」「学力低下」「貧困」「人間関係」あるいは保護者や地域の問題などが日常化し、解決への取り組みが難しくなっています。他方、教科内容、学級経営、子どもへの対応のマニュアル化がすすみ、評価基準化しつつある「〇〇スタンダード」の強制も強くなっています。一方で、成果至上主義的な流れが強まり教育現場で続けられてきたノウハウの継承が困難になっている現状があります。それだけではなく、教員の勤務も夜の8時、9時は当たり前、土、日も家庭に仕事を持ちかえることが常態化し、疾病によるに休職者の増大、中途退職者が増え社会問題化しています。
これまでなら、若い教師に先輩教師が子どものことや学級経営、教科研究や授業、生活指導、保護者対応などを学年研究会や、地域の研究会などを通して育てていく風土が存在していました。しかしながら、現在の情報化された社会あるいは学校ではミドルクラスの教師でさえ自分の学級経営だけで精一杯で、若い教師までなかなか支援できない現実がうまれています。
何が課題なのでしょうか。若い教師を育てるためにどうするか、 教師を育てる教師づくりには、いったいどのような内容と資質が必要なのでしょうか。戦後長い間、職場での経験を通して学級経営や授業、あるいは保護者との関係などを学び成長する関係が繰り返されてきました。職場や地域で若い教師を育ててきた事から、システムとして目的、意識的に教師を育てる教師づくりが始まっています。可能なものは何なのか。大切のものは何なのか。教師を育てる教師は大学あるいは教育現場でどのように学び、連携、実践することによって育つのでしょうか。今回のフォーラムでは教師を育てる教師づくりのための道筋を明らかにしていきたいと考えます。
1日 時:2017年11月19日(日) 13時~17時
2場 所:早稲田大学11号館507教室(控室11号館508教室)
(地下鉄 早稲田駅下車徒歩10分)
3講 演:柴田 好章氏(名古屋大学大学院教授)
油布佐和子氏(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
4シンポジウム:「教師を育てる教師の育成でできること、できないこ と」(仮)
指定討論者
小塩 卓哉氏(招聘研究員 愛知県立小牧南高等学校)
野口 潔人氏(招聘研究員 世田谷区立尾山台中学校)
鈴木 亮太氏 (招聘研究員 元茨城県公立小学校)
鈴木 斎彦氏(招聘研究員 帝京高等学校)
市川 雅歳氏(招聘研究員 名古屋経済大学市邨高等学校)
司 会:藤井 千春氏(教師教育研究所所長
早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
5主 催:早稲田大学教師教育研究所
6共 催:早稲田大学総合研究機構
7参加費:無料(先着50名)
懇親会:4000円
8その他:早稲田大学総合研究機構からシンポジウム助成を受けています。
問い合わせ:安達 昇 教師教育研究所
n.adachi@kurenai.waseda.jp
早稲田大学教師教育研究樹HP:
http://www.waseda.jp/prj-kyoshikyoiku/
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