開催日時 | 12:00 〜 17:00 |
場所 | 福岡県久山町糟屋郡久山町久原3479 |
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気になるリストに追加久山町立久原小学校では、伝統を大事にしながらもこれまでの取り組みの改善、新しい取り組みへのチャレンジを積極的に行い、多くの学校(教員)、保護者、地域から評価を得ている。その主な内容は以下の通りである。
1 教員の資質・能力向上と業務改善を目指した研究の推進
(1)「業務改善を目指した職員研修の進め方ーメンタリングを中心としたOJTの工夫を通して」と研究主題を掲げ、これまでの教科や領域を研究対象とした主題研究から研究推進の仕方についての研究を進めている。
(2)「学校における働き方」を進める主題研究の推進が教職員の業務の改善につながっている。業務改善というのは、勤務時間の削減ということがもちろんあるが、「これまでの教育現場での研修のあり方の改善」ということも業務改善の内容であることが多くの先生や学校に刺激を与えている。職員研修における全体での拘束時間を減らし、教職員各々がメンタリングという研修の進め方で研修の自己管理を行い、教材研究や事務処理、年休といった時間を生み出している。
2 信頼される学校づくりに向けた保護者や地域との連携
(1)遺跡・史跡巡りの旅
久原小学校では、過去10年間、6年生は総合的な学習の時間で「首羅山遺跡」についての学習を行い、絵本作り、マップ作り、シンポジウムでの発表など、形を変えて学習成果の発表をしてきている。平成30年度より学習のスケールを大きくし、二泊三日、6年生全員が学校を出発し、約50㎞の道のりを歩いて近隣の市町の遺跡や史跡を巡る旅を行っている。その家庭で遺跡や文化継承に関わっている方や他校の6年生と歴史や遺跡の内容や価値の捉え方を交流し、首羅山遺跡や歴史について学びを深めている。
この学習は、旅のルートや宿泊・休憩させてもらう学校施設などへの連絡・お願いなどを子ども達自身が行って、計画・準備を進めていくということである。この学習のもっている魅力や価値、子ども達のがんばりを、保護者や地域のの多くの方が評価し、学校を応援・支援していこうという雰囲気が盛り上がっている。
(2)「学校評価システム」を確立
学校経営要項と職員の自己評価表をマッチングさせた久原小学校独自の自己評価表を作成し、評価、職員面談で活用することで、学校としてやっていること、やろうとしていることが組織の中に浸透していくようにしている。この自己評価表をもとに、職員一人一人が学校の教育目標達成に向けて自分の役割を自覚し、節目節目で取り組み状況の見直しを図るPDCAサイクルに活用している。また、学校の重点目標や具体的取り組みについて報告し、学校評議員、区長、民生委員、老人クラブ、PTA、教育委員会等で協議評価する「久原っ子ネットワーク会議」を年間二回開催し、地域に開かれた学校経営を目指して改善している。
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