小林志郎ゼミ TIS/D&TE since 2015 Season 5 No.2 演劇教育研究12月ゼミ終了

小林志郎ゼミ TIS/D&TE since 2015 Season 5 No.2 演劇教育研究12月ゼミの概要

開催日時 19:00 〜 21:30
定員22名
会費1500 (学生1000円)円
場所 東京都新宿区東京都新宿区高田馬場2-18-1 戸塚地域センター 会議室2

◆5年間のゼミを通して感じたこと (第1回ゼミは2015年8月にスタートしました)
演劇教育の目的(演劇教育は手法なのか、目的なのか?)

演劇教育の方法と内容
Drama in Education やApplied Dramaが次のようにいわれてきた。
 ドラマ教育のような「芸術的活動」は子どもたちの情緒、社会性、そしてことばの発達にとって大変重要である。
 ドラマ教育は、情緒、想像的に自分を探求する力、学習活動に求められる創造的表現力、豊かな感情を育む教育として開発されてきた。
 クリエイテイブ・ドラマは参加型社会を形成するメソッドとしてよく知られている。ドラマのテクニックは、人間的で、非差別的学習として最高の場を提供してくれる。学習ツールとしてのドラマは、恵まれない子ども、集団や社会から排除されてしまった子どもを巻き込んでいくことが出来るのだ。
 ドラマ教育は、人間性の違い、環境の違い、文化の違いなどを乗り越える力がある。ドラマをツールとして使うことによって、共感、バリアーの取り外し、固定概念からの開放、多文化学習、そして仲間作りなどが実現できる。
 ドラマ教育を修めた学生は、小学校教員、特別支援学校教員、中学校教員、アート・カンセラー、地域で活躍するアーティスト、芸術・文化行政関係の職員、子ども劇場や児童館活動のインストラクター、地域劇団、コミュニティにおけるドラマ・コンサルタント、コミュニティにおける青少年芸術活動の指導者、プロデューサー、大学院進学等の進路がある。(まさに大学設置基準の中で扱われるような現実論)

 私が学んできた欧米やアジアの研究者、教育者、実践者(演劇人)の論文、著書、テキストから要約したDrama in Education論である。私たちが誤解、混同しないためにあえて断っておくと、Dram in Educationは漠然と云われる「自己表現」や「コミュニケーション」の教育ではないことだ。Drama in Educationは演劇のスキルや手法を活用して行う人間教育であり、人間が多様である限り、教育手法や評価が多様にならざるを得ない。数時間、数日、数ヶ月のワークショップ形式の授業で教育価値・成果が獲得できるとはまず考えられない。
 演劇論や教育論を机上で読み解き、実践活動を見ることで接近できる教育ではない。また教師にとっては演劇的表現のスキルや演劇構造や演技構造への理解が不可欠な教育活動である。私たちの人格の中のひとりは、子どもたちと同位のプレーヤーであり、もうひとりは教育者・芸術家でなければならない。
 こういうDrama in Educationの教育的観点に立って、ゼミは遅々とした歩みを5年続けてきた。
今シーズンはdrama game やtheatre game を使ったドラマ教育の実践研究を続けたい。
 一つだけ新しい事業は、学部・大学院生の卒論・修論の指導も計画している。

 最後に、激励の評価と悪評・不評が入り混じった第1回リーダーズシアター「桜姫東文章」を終えて、第2回に挑戦しようとする愚か者が幕溜まりからぬっと現れた。私もその一人だ。第5年度のテーマはリーダーズシアター(鶴屋南北作品の朗読)をどうするかが懸案事項である。
1.科学的な訓練方法、創造理念、倫理などの基本を重要視する。
2. 朗読者・俳優としての体力・スキル、知力、感性・感覚などを磨くことなしに南北への再挑戦は難しい。
3.俳優として(朗読者として)、作品に対する謙虚さと自己に対する責任感を意識化する。
4.表現は体力・スキル、知力、感性のどれ一つを欠いても成立し難い。

【このような方のご参加をお待ちしてまおりす】
☑学びを深めたい俳優・演出家
☑演劇的アクティブ・ラーニングを探求する方
☑演劇教育を導入したい教育関係者
☑演劇部顧問の先生方
☑演劇教育に興味・関心のある大学生(条件が整えば、卒論・修論の指導を行います)
☑一般の方

【ゼミ予定日】毎月 第2木曜開催   
※単発での参加も可能です

【講師】
《小林志郎》
東京学芸大学名誉教授・元副学長。有明教育芸術短期大学終身名誉学長。高等教育におけるパーフォーミング・アーツ(演劇・舞踊・音楽)教育のフィロソフィの構築とその実際に尽力。理論の中心は、日本の伝統芸術(能狂言と歌舞伎、日本舞踊、日本の伝統音楽)の基礎教育と西洋の芸術教育との融合におかれた。専門は演劇教育学、現代演出論。本ゼミのトータルコーディネーター。

【お申込はこちらから】
◆メール
演劇教育研究ゼミ事務局
drama.edu.zemi@gmail.com
(氏名・参加申込回・一般/学生・お電話番号をご明記ください)

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