開催日時 | 09:50 〜 18:00 |
会費 | 4000円 |
場所 | その他オンライン開催 |
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気になるリストに追加日本SEL研究会 第11回大会―withコロナ時代におけるSEL(社会性と情動の学習)の新たな展開と課題
SEL(Social and Emotional Learning)とは、気持ちとの適切な付き合い方や良好な人との付き合い方を学ぶ学習であり、科学的な根拠を重視する学習です。SELによって育まれる能力は、非認知的スキルとも呼ばれ、幸福で問題の少ない人生を送るために重要な力であることが確認されています。
■講演
「コロナ禍におけるSELの活用―あるアメリカ・カリフォルニア州公立学校の事例」
□池田真依子(Integral Psychoeducational Services California, United States)
新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態により、アメリカ・カリフォルニア州でも各学校の閉鎖、オンライン学習への移行、部分的開校や閉鎖の繰り返しを経ている状況である。ほぼ1年が経過した現在、小学校と中・高等学校では比重に違いが存在するもののバーチャルラーニングが主流を占めている。閉鎖当初から叫ばれるSELの重要性は今も指摘されており、サポートスタッフと呼ばれるスクールカウンセラー、スクールサイコロジスト、スクールソーシャルワーカー等は校長を交えて実施を模索し続けている。このプレゼンテーションでは、一般的な資料で理論的背景に言及するほか、視聴者により身近に感じていただけるよう、ある小学校の実践例を、SEL実践の模索の軌跡として辿りつつ、インタビューとその解説を元に紹介を試みる。
■シンポジウム
「レジリエンスを支える―困難な状況で自分を手放さないために」
□新井陽子(BASIC Ph JAPAN)
COVID-19の出現で、我々の生活は予想もしなかった大きな変化を強いられている。人は変化にストレスを感じやすく、安定した状態を維持することを好む動物である。その一方で、南極や赤道直下などの過酷な環境下でも生き延びることができる動物でもある。イスラエル出身のムーリー・ラハド博士は、過酷な体験をした人の全てが、PTSDを発症するわけではなく、その多くは自然回復していることに気づいた。博士は病理ではなく「人はどのように生き延びるのか」に着目し、BASIC-Phストレスコーピングモデルを開発した。本シンポジウムでは、我々が生まれながらにして持つレジリエンスを6つのチャンネル(次元)で説明し、日々の臨床に役立つヒントを提供する。
□平野真理(東京家政大学)
投影法を中心としたグループ・アプローチを用いて、自分らしいレジリエンスへの気づきと促進を目指した予防的心理支援の取り組みを紹介します。また、現在のコロナ禍において人々に求められているレジリエンスと、顕在化している課題に焦点をあて、社会全体のレジリエンス促進のために必要なことはなにかについて議論できればと考えます。
参加申し込みはこちらから
https://j-sel.org/guide/11th/
参加申込締切|2021年2月28日
参加費|会員1,000円、非会員4,000円(非会員学生2,000円)
参加費|会員1,000円
非会員4,000円(非会員学生2,000円)
参加費|会員1,000円
非会員4,000円(非会員学生2,000円)