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【満員御礼】アクティブラーニングの効果的な評価のデザイン

開催日時 10:00 16:30
定員各100名
会費レクチャー無料、ワークショップ1500円
場所 大阪府大阪市北区中之島4-3-53 大阪大学中之島センター10階佐治敬三メモリアルホール

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10:00-12:00 レクチャー
「評価のパラダイムシフト:講義中心の教育からアクティブラーニング中心の教育への変化は評価をどのように変えたか」

教育観が教師の知識が学生に移るという知識転移モデルから、知識は学生の脳の中で構成されるという構成モデルに変化する中、教室の活動も講義中心からアクティブラーニングなど学生が積極的、かつ主体的に学習を行うモデルに変化してきました。それを反映して、教育の評価でも、多項選択式テストを中心とした古典的評価から代替的評価と呼ばれる実践能力の評価を中心とした新しい評価に変わり、パラダイムシフトと言える大きな変化が起こりました。さらに、学習者が身につけるべき能力の中では、教科の知識、それを運用する能力よりも問題解決能力、創造力、思考能力など21世紀の社会を生きる上で重要とされる能力が一番大切であるという最近の能力観の変化により、教育評価の枠組みがさらに広がり、パラダイムシフトは現在も進行中と言えます。この講義では、最近の教育観、能力観の変化が評価の様相をどのように変え、評価の新しいパラダイムを生み出してきたかを考えてみます。

13:30-16:30 ワークショップ
「パフォーマンス評価、オーセンティック評価:アクティブラーニングの効果的な評価のデザインと実施方法」

言語教育の目標として、言語を使って現実社会での実践する能力を開発することに焦点が当てられるようになり、パフォーマンス評価(実践能力評価)やオーセンティック評価の使用が主張されるようになりました。これは学生が現実に近い場面で、自分で答を作り出し、獲得した知識、能力を示すテストと言えます。また、学習者が主体的に学習に取り組み、問題解決能力、批判的思考能力を発展させる教育モデルの発達もパフォーマンス評価、オーセンティック評価の重要性を高めたと言えます。このワークショップでは、効果的なパフォーマンス評価、オーセンティック評価のデザインの仕方、ルーブリックを使った絶対評価、要素分解評価(観点別評価)の仕方を見ていきます。参加者は実際に自分のクラスでも使えるパフォーマンス評価、オーセンティック評価を作り、参加者同士でシミュレーションをして採点してみます。授業とパフォーマンス評価、オーセンティック評価の関係、形成的評価、総括的評価、ポートフォリオ評価、自己評価などについても検討してみます。
*主に言語教育での例を提示しながらワークショップを進めますが、外国語や国語以外の教科の方にも参考にしていただける内容です。

【参加対象】小中高校大学の教員
【募集人数】レクチャー 100名、ワークショップ 100名(いずれも先着順)
【参加費】レクチャー 無料、ワークショップ 1500円(REX-NET会員 無料)
【申込締切】7月13日(水) *定員に達し次第締め切ります。
【申込方法】申込みフォームよりお手続きください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/94aba5f182314

【主催】公益財団法人国際文化フォーラム、国際教育活動ネットワークREX-NET
【お問合せ】公益財団法人国際文化フォーラム(担当:室中)  Tel.03-5981-5226

【講師】當作靖彦(とうさく やすひこ)氏
カリフォルニア大学サンディエゴ校教授(言語学博士)、外国語プログラムディレクター。専門は第二言語習得理論と外国語教授法。
アメリカの日本語ナショナル・スタンダーズの作成に参加。外国語ナショナル・スタンダーズ理事会日本語代表理事、外国語教育ロビー団体 Joint National Committee on Languagesの日本語代表、コンピュータと日本語教育学会会長、全米日本語教育学会前会長。2015年、第13回日本語教育学会賞受賞。国際文化フォーラムが主宰する「外国語学習のめやす」作成プロジェクトの監修者でもある。『NIPPON3.0 の処方箋』(講談社、2013 年)ほか、外国語教育、日本語教育などに関する著書多数。

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