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「言語教育プログラム評価」を考える

「言語教育プログラム評価」について理解を深め、実施に向けて第一歩を踏み出すためのきっかけづくりを目的にした企画です。少人数でじっくりと語り合いませんか。
※「言語教育プログラム研究会」(年会費なし)をご存じですか? 右欄中央のリンク集に研究会の資料を4つ挙げました。入会希望者は資料全てをご覧の上、中に記載された連絡先にメールをお送り下さい。
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<本企画へのお誘い>
言語教育現場において、カリキュラム改善を進めたり、プログラムの価値を判断したり、 プログラムについて教員間の共通認識を得たり、プログラム存続の判断をしたり、様々な問題に適切な判断・対処をするには、組織的・体系的にプログラムに関しての情報収集を行い、実態を検証することが必要となります。このプロセスを系統的に行うことがプログラム評価であり、その実施目的は、プログラムを育むことや、プログラム外部への説明責任を果たすことなど様々です。
本企画では、「プログラム評価」についての理解を深め、実施に向けて第一歩を踏み出すためのきっかけとするためのワークショップ、そして実際に実施者からの実践報告を踏まえて参加者間のディスカッションを予定しています。
<スケジュール>
右欄参照
<ワークショップ概要>
本ワークショプは、プログラム評価に個人的に関心があり、特に(1) 「組織全体の評価に対する意識を高め、理解を得るにはどうすればよいか」、(2)「評価を実施するにあたり、評価結果を最大限に活用するためにはどのように評価を計画・推進すればよいか」、ということについて考えていきたい方を対象としています。
ワークショップでは、まず、言語教育プログラムを評価すると想定した状況シュミレ―ションを通じて、評価前のプログラム現状分析、評価計画、情報収集・分析、コンセンサス作成など、具体的な評価に取り組んでいただき、評価者の役割と責任なども含めて検討します。さらに、参加者の皆様には、実際に各自所属するプログラムの評価計画を立てるところまで体験して頂きます。
<ワークショップ事前課題>
参考文献を読み、以下について考えて下さい。(書き出したものをプリントアウトして2部ご持参ください。)
 
1.自分が所属している学科、別科、日本語教室の中で、どの下位プログラム (リンク集にある参考資料* 「2.1. 対象プログラム・焦点」を参照)を評価すべきか。
2.1 で選択したプログラムに関係する、もしくは興味がある個人は誰か、またはグループは何か。
3.2で特定した個人、またはグループの中で、評価結果の影響を受け、評価結果を利用するのは誰か(評価想定利用者、 事前参考資料「1. はじめに」を参照) 。
4.私は、評価を通じてプログラムの(a.  )について知りたい。(a) を明らかにする事によって(b.  )することができる。私にとって、(a) を明らかにすることは、次のような理由で重要だと思う:(c. )。
*参考資料の出典:渡邊有樹子(2009)「内部者による内部者のための実用重視型言語教育プログラム評価 概要・意義・価値・米国大学における実践例」『 2009年度日本語教育学会春季大会予稿集』 日本語教育学会 pp. 92-95
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<講師>
渡邊有樹子(ハワイ大学マノア校、第二言語研究科博士後期課程所属)
 現在、ハワイ大学National Foreign Language Resource Centerにて、言語教育プログラム評価の研究と啓蒙活動に取り組んでいる。これまで外国語教育プログラム評価プロジェクト(http://www.nflrc.hawaii.edu/evaluation/) に携わり、実用重視型プログラム評価を多数の言語プログラムにて進めてきた。その 成果をまとめた本 『Toward useful program evaluation in college foreign language education』を2009年に共編で刊行。米国の大学言語教師を対象に評価やアセスメントの講習会を実施し、 評価コンサルティングを通じて評価資質の向上支援を行っている。
※講師アシスタント:
 伊与田律子 (ハワイ大学マノア校、第二言語研究科博士後期課程所属)
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本企画は日本国際基督教大学財団(JICUF) www.jicuf.org の助成金を受けた企画の一部です。

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