開催日時 | 09:30 〜 16:00 |
定員 | 100名 |
会費 | 0円 |
場所 | 佐賀県佐賀市本庄1 佐賀大学 |
教職員の組織的な研修等の共同利用拠点( ICT 活用教育 )クリエイティブ・ラーニングセンター
第2回佐賀大学教育関係共同利用拠点フォーラム
ICT を活用した反転授業やアクティブ・ラーニングの効果
ICT 活用学習の教育の利活用とその教育効果は,これから ICT 活用教育を導入したい教育機関にとって興味深い。 最近,高い教育効果が期待できる反転授業が注目されている。反転授業では自宅で講義ビデオなどのデジタル教材 を使って学び,授業に先立って知識の習得を済ませる。そして教室では講義の代わりに,学んだ知識の確認やディ スカッション,問題解決学習などのアクティブ・ラーニングにより,学んだ知識を「使うことで学ぶ」活動を行う。 このような授業形態を導入することで,学生の学習意欲を向上させて知識の定着を促す。本フォーラムでは,佐賀 県内の小中高校の ICT 利活用教育の事例も紹介しながら,教育効果まで踏み込んだフォーラムを期待したい。
開催日時:8 月 29 日(火)9 : 30 ~ 16 : 00
開催場所:佐賀大学 本庄キャンパス 教養教育 1 号館 2 階 125 教室
9 : 00 ~ 受付
9 : 30 ~ 9 : 40 主催者挨拶
9 : 40 ~ 11: 00 基調講演 学生の主体的・協調的な学びをもたらす反転
授業 ~ 山梨大学の事例 ~
塙 雅典 氏( 山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授 )
11: 00 ~ 11: 10 休憩
11: 10 ~ 11: 20 クリエイティブ・ラーニングセンターの紹介
移動
11: 30 ~ 12: 00 クリエイティブ・ラーニングセンター見学会
12: 00 ~ 13: 00 昼食
13: 00 ~ 14: 30 事例報告
事例 1 ICT 利活用教育の佐賀県の状況 丹野 到 氏
事例 2 CBT を活用した反転学修の取組 小松川 浩 氏
事例 3 MOOCs と予想困難な時代における学び 堀 真寿美 氏
14: 30 ~ 14: 40 休憩
14: 40 ~ 15: 55 パネルディスカッション(ファシリテーター:角 和博 氏 )
パネリスト:塙 雅典 氏、丹野 到 氏、小松川 浩 氏、堀 真寿美 氏
15: 55 ~ 16: 00 閉会挨拶
・恐れ入りますが、配布資料の準備等がございますので、事前申し込みをお願いします。 ・事前申込みが無くても、当日席が空いていれば入れますが、満席の場合はご容赦下さい。
・事前申込み URL:https://www.saga-els.com/clc/
講師紹介
●塙 雅典 山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授 基調講演 学生の主体的・協調的な学びをもたらす反転授業 ~山梨大学の事例~
山梨大学では 2012 年度より、従来一斉講義が中心だった知識伝達型授業において学生の主体的・協調的な学 びを促す手法の検討に着手した。研究グループで議論を重ねた結果たどり着いたのが、授業前にオンライン講義 動画で講義を受講した上で、教室では理解を深める様々なアクティブ・ラーニング活動に取り組む授業形態であ り、今日「反転授業」と呼ばれる手法である。本講演では、アクティブ・ラーニングと反転授業の関係、反転授 業の実施方法、山梨大学の反転授業の実践例とその効果分析結果、4 年強の実践から見えてきたこと、などにつ いて紹介する。
●丹野 到 佐賀県教育庁学校教育課教育情報化支援室 指導主幹 事例報告 ICT 利活用教育の佐賀県の状況
今日の高度情報化が急速に進展する社会の中にあって、今後ますます重要視される情報活用能力やコミュニ ケーション能力等の育成が必要となっている。これからの時代に対応した教育の実現に向けて、佐賀県が全県規 模で取り組んでいる ICT 利活用教育の状況について報告する。
小松川 浩 千歳科学技術大学 教授 事例報告 CBT を活用した反転学修の取組
本学では、数学、英語、情報を中心に知識修得に関わるリメディアル及び初年次系の内容部について、IRT を 活用した 7 段階で能力判定できる CBT 用の 演習問題を整備している。これらを授業前の予習教材とセットで提 示し、演習を通じた知識修得を学生に課す。授業開始時には、毎回確認テストを CBT で実施し、教室全体の学 生の能力値を学生及び教員で共有しながら、授業の展開を図っている。プログラミングの授業では、完全に反転 化することで、文法の説明は一切行わず、毎回課題学修に置き換えることができ、中間等の学力調査でも中間層 の底上げが一定程度できている。
●堀 真寿美 NPO 法人 CCC-TIES 主任研究員 事例報告 MOOCs と予想困難な時代における学び
コンピューターの処理能力が全人類の知性を超えるとされる「シンギュラリティ」が話題になっている。指数 的に発達するとされるテクノロジーに、線形的に発達する人間の能力が追い越され、予測困難な時代が到来する という議論である。教育現場におけるテクノロジーの導入は、2000 年初頭の e ラーニングの登場、そして近年 の MOOCs(Massive Open Online Courses:大規模オンライン講義)の流行と、徐々に拡大しているものの、 それは遠く及んでない。本発表では、予測困難な時代を迎えるにあたり、学校はそれにどのように対応し、どの ような教育を提供するべきなのか議論する。
駐車場に限りがございますのでご来場の際には
なるべく公共交通機関をご利用下さい。
佐賀駅バスセンターからバスで約 15 分
佐賀駅からタクシーで約 10 分
佐賀空港からタクシーで約 20 分
お問い合わせ 佐賀大学クリエイティブ・ラーニングセンター
〒840-8502 佐賀市本庄町 1 TEL:0952-28-8940 / 0952-28-8917 URL:https://www.saga-els.com/clc/
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