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3rd 福祉デザインナイト(主催:IN-House-Out、カタリストBA)

「3rd 福祉デザインナイト」開催のお知らせ
 日本は「無縁社会」「孤独死」など高齢期における周辺とのつながりの喪失が大きな課題となっています。一方、日本の20年程前に高齢化社会を向かえた北欧諸国では、50歳代後半〜70歳前半の自立期に「コ・ハウジング」「コーポラティブハウス」「コレクティブハウジング」など周囲とつながりのある暮らし方への移行を進めています。介護期になる前に“自分たち自身で高齢期の暮らしをデザイン”していけば、最後まで活き活きと暮らせるといいます。
 私たちIn-House-Out(※1)が主催するワークショップ「福祉デザインナイト」では、“自分たち自身の目線で考える”高齢化社会について対話を進めてまいりました。1回目では「私たちはどのような70代でいたいのか?」の想いを語り、2回目では、それをアクションプランに落とすための「70代のプロジェクト」のアイデアを導出しました。そして、こうした私たちの想いをより拡げていくため「70代の私たちに贈る夢のプロジェクト(仮)」と称した冊子制作を、この活動の目標に掲げました。今回は、その冊子のコンテンツとして導出されたプロジェクト案に対し、よりリアリティを感じ、より魅力的であるためのシナリオ作りを進めていきたいと考えております。
<シナリオ作り(例)> 
 プロジェクト「70歳代の秘密基地」
 ・どこに、いつ作るのか? ・誰に来てもらうのか? 
 ・どんなコンテンツが必要か? ・どんな楽しさがあるのか? 
 ・どんなシーンが想定されるのか? ・なぜそれをやりたいのか?
<前回導出されたプロジェクト>
 1)Seventy(70's) 雑誌創刊 
   ・男も女も若くアクティブにモテ系
   ・爺ローラモ&レディーBABA
   ・アクティブにいる秘訣は出会いとラヴとオシャレ
 2)Seventy(70's) 雑誌創刊
   ・ヨボヨボやけど背中は広いで
   ・週末は宇宙へ行こう
   ・ヨボカワイイ着こなし術
 3)モビリティ ver.70
   ・世界の移動手段を革新する会社を作ろう
   ・定年してから10年間で作ろう
   ・月が世界旅行のターミナルになる70歳になっても旅し放題
   ・未来素材で世界中に月へのエレベーターを作り
    人を運ぶ。飛行機の移動より早くて安全
 4)目標絵馬
   ・守りに入らない70才になるために
   ・「ミックジャガーになる」→○
    「健康で過ごせますように」→×
 5)グローカルカフェ
   ・場づくり、拠点づくり→地域のつながり、グルーバルへのつながり
   ・自己実現、存在意義、教え合う、支え合う
    世界規模のつながりを連鎖させる
 6)都会の家出特区
   ・隠れ家
   ・駆け込みOK
   ・70才がつくる運営
 7)MATSURI
   ・踊りによって全てを超える。
 8)新肩書きプロジェクト
   ・フラットでシェアし合える関係作り
   ・刺激を共感し合える場
   ・孤独感を減らす
   ・互いに肯定する
<敗者復活?!スタッフが気になった”オススメキーワード”>
 ・70才の秘密基地
 ・自分遺産
 ・ウチダユウヤ的70才
 ・ニュータイプ
 ・宇宙移民
 ・乗れば乗るほど若くなる車
 ・東京で自給自足プロジェクト
 ・めんどくさい職人
 ・きれいなお姉さん的70歳
 ・世界一の葬式
 ・生活するとどんどん鍛えられる街
 ・スーパー70
 また本冊子には、ネットを使って70代についての想いを全国から募集し、そして今の高齢の方々にもヒアリングするなど、ワークショップに参加していない方々からの視点も入れこみ、11月上旬の出版記念パーティー(会場:カタリストBA予定)でお披露目する予定です。また同時にメディア掲載なども検討してまいります。
 これからの日本の高齢化社会を“自分たち自身が本当に暮らしたいと思う社会”にするために、そして“私たちの夢(プロジェクト)をどうたぐり寄せていくのか”をいっしょに考えませんか? 会場は前回と同じ「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム(※2)」の拠点「カタリストBA(※3)」で開催いたします。
プログラム(予定)
1)前回のプロジェクト共有
2)「70代の私たちに贈る夢のプロジェクト(仮)」冊子 イメージ共有
3)グループワーク
4)プレゼンテーション
5)交流会
※1「In-House-Out」
企業の枠組みを超えてデザイナーを中心に様々な専門家が集まり、社会的な課題解決への取り組み実践から、より良い未来社会づくりに必要とされる、ネクストデザインパラダイムを探求する活動体。そしてこの活動を通して、個々のメンバーがデザイナーとして成長すること、所属する企業・団体に有益なフィードバックをもたらすことも合わせて目指している。活動内容は、近年日本でも注目を集めている 「プロボノ」 のデザイナー版である。2011年3月現在、インハウスデザイナーや独立したデザイン事務所に所属するデザイナー、フリーで活動するデザイナー、デザイン系学校の教員や学生など、約30人がメンバー。
※2「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」http://creative-city.jp/
新しい働き方/暮らし方を発信し、持続的に成長する街「クリエイティブシティ」をつくりたいとの想いを共有する企業体によって設立され、二子玉川をモデル地区として活動を進めている。
※3「カタリストBA」http://creative-city.jp/about/catalystba.html
クリエイティブ・シティ・コンソーシアムの会員企業をはじめ、クリエイターや社会起業家、地域の方々が集い、グループワークやワークショップ、セミナー、イベントまで、創造プロセスを支援する空間と仕組みを提供していくことで、二子玉川でのオープンイノベーションを誘発していく場。セッションやワークショップに集中できる「360 度の円形スタジオ」や会員同士のコミュニケーションを深めるソーシャルメディアのリアル空間である「コネクティブキッチン」、未来の働き方を支えるプロトタイプを展示し使ってもらうことで商材化を検討する「ツールラボ」などイノベーションを刺激する仕掛けが多数施されている。

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