開催日時 | 13:00 〜 15:30 |
場所 | 東京都三鷹市大沢 3-10-2 国際基督教大学 本部棟 2階 206教室/本館 1階 116教室 |
《講師》 ダグラス 昌子氏 (カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
《日程・場所》
講演会 2020年1月11日(土) 13:00~17:00(受付12:30~)
@国際基督教大学 本部棟 2階 206教室
ワークショップ 2020年1月12日(日) 10:00~15:30(受付9:30~)
@国際基督教大学 本館 1階 170教室
《概要》
【講演会】
第一部:米国における継承語教育:アドボカシーと連携の大切さ
移住民の国である米国では、親と子の世代をつなぎ、2つの国とその文化をつなぐ役割をになう継承語の教育はどのようになされてきたのでしょうか。また、今後日本で増える移住者の子ども達の継承語教育はどのようになされるべきでしょうか。米国の継承語教育の歴史、現状、そして課題を分析しながら、今後の日本での継承語教育をいっしょに考えていきましょう。
第二部:トップダウンの教育方法としての内容重視のアプローチについて
外国語のコースでは、教科書を使って語から単文、複文、そして段落へ積み上げていく、いわゆるボトムアップ式を使って、同じ内容を同じペースで学ぶという方法がとられています。けれども、この教え方ではすでに日常のコミュニケーションがある程度できて、すでに習得している語彙、文法にバリエーションがある継承語学習者がその言語力を土台にして学習を進めることがむずかしくなります。継承語教育の研究では、まず学習内容の理解を第一とし、その後必要に応じて語彙や文法の細かいところを補っていくトップダウン式が提唱されています。トップダウン式では言語は内容を学ぶときの道具として使う中で習得されるというふうに考えるので内容重視のアプローチを言われています。第2部では、内容重視のアプローチで学んだときの学習効果についての研究結果を元に、必要な学習活動についていっしょに考えていきたいと思います。
【ワークショップ】
ワークショップでは、内容重視のアプローチを言語力に差がある学習者がいるクラスで使う場合に必要な学習のストラテジーを紹介し、それらを学習者の言語力にあわせて適宜使用して教材を作ります。当ワークショップはこの2つの学習目標をめざします。
1.内容重視のアプローチを言語力に差がある学習者がいるクラスで使う場合に、学習効果を高めるために、個別化授業(Differentiated Instruction)と学習を支援するためのスキャフォルディング(足場作り)という2つの指導上のストラテジーの説明ができるようになる。
2.このストラテジーを使って、教材を作る(あるいは現在使っている教材を改良する)ことができるようになる。
お申込はこちら → https://bit.ly/38b4BYn
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