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多様な言語的背景を持つCLD児の「読み」を探る ―日本語母語児童の読み書き能力の習得過程との比較から―

開催日時 13:00 16:00
定員100名
場所 東京都オンライン開催(Zoom) 
多様な言語的背景を持つCLD児の「読み」を探る ―日本語母語児童の読み書き能力の習得過程との比較から―

《イベント名》

ICUグローバル言語教育研究センター主催 連続講演会
「多様な言語的背景を持つ日本語学習者の『読み』を考える」

第2回:多様な言語的背景を持つCLD児の「読み」を探る ―日本語母語児童の読み書き能力の習得過程との比較から―

《講師》高橋 登氏(大阪教育大学)

《日程》12月6日(日) 13:00~16:00

《開催方法》 Zoomによるオンライン開催 (お申し込みいただいた方には、事前にZoomIDとパスワードをお送りいたします。)

《申込締切》 2020年12月2日 (水) 午前 9:00
※定員100名(先着順),要申込。

《概要》

読解力とはどの様なものなのでしょうか。また,子ども達はどの様にして読解力を身につけて行くのでしょう。日本語を母語とする子ども達の読解力の発達過程を手がかりにしながら,CLD児(Culturally Linguistically Diverse Children)の日本語の読み書き能力の発達について考えていきます。

最初に母語児を対象とした学童期の読み書き能力についてお話しします。読解力とは何か,学童期に身につける語彙とはどのようなものなのか,語彙と漢字との関係について。また,母語児はどのようにして読解力を身につけて行くのかをお話しします。

次に,こうした日本語の力を測るために私たちが開発した適応型の言語能力検査について説明します。「適応型」の検査とはどの様なものか,何を測ろうとしているのかお話しします。

これらのことをふまえた上で,海外の日本語補習校に通う子ども達だけでなく,日本国内の公立学校に通うCLD児の読み書きの力の特徴についてお話ししたいと思います。

《講師プロフィール》

高橋 登氏(大阪教育大学)
【現職】  大阪教育大学教授
【専門領域】発達心理学,教育心理学
【主要著書】
Takahashi, N., & Yamamoto, T. (2020). Children and Money: Cultural Developmental Psychology of Pocket Money. Charlotte, NC: Information Age Publishing.
高橋 登. (2019). 児童・生徒の語彙力、読解力と読書. 日本読書学会(編). 読書教育の未来. ひつじ書房.
高橋 登. (2018). 読み書きの発達と支援. 藤野博(編). コミュニケーション発達の理論と支援 (シリーズ支援のための発達心理学). 金子書房.
秦野悦子・高橋 登(編). (2017). 言語発達とその支援 (講座・臨床発達心理学). ミネルヴァ書房.

お申込はこちら https://bit.ly/3lGD4Ew

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