開催日時 | 13:00 〜 16:30 |
定員 | 210名 |
会費 | 0円 |
場所 | 東京都千代田区丸の内2—4-1 丸ビル7F |
当財団では、長年、推進してきた「はがき新聞」の実践研究の一環として、佐賀大学・達富洋二教授の協力を得て、「一枚に書く」学習法に関する調査研究を行ってきました。その結果、一枚の原稿用紙にテーマを決めて文章を書く練習をくり返すことにより、子どもたちの国語・算数等の学力が向上するだけでなく、自己肯定感、主体性など非認知能力等も高まることが確認されています。
一方、生成AIなどデジタル技術の進展やネットメディアの発展に伴い、子どもたちの情報活用能力の重要性が指摘される現在、「書く力」のみならず、そのベースとなる「読む力」の向上も喫緊の課題となっています。
国立情報学研究所・新井紀子教授が提唱する「シン読解力」とは、従来の国語科における読解力とは異なり、教科書、辞書、説明書、新聞記事など知識・情報の伝達を目的として書かれた文章(学習言語)を読み解くスキルを指しており、まさに、子どもたちの「情報活用能力」「自学自習力」に直結する能力であるといえます。学習言語が身につくことで、子どもたちは、自分が考えていることを正確に伝える言葉選びが可能となり、表現の引き出しが増えるといわれています。
今回の教育フォーラムは、新井紀子教授による「シン読解力」の特別講演と「一枚に書く」の実践報告、そして達富洋二教授によるワークショップを通して、「はがき新聞」のさらなる効果と可能性について検証する場になると考えています。
◉プログラム
【特別講演】「シン読解力」で指摘している問題点とその原因
国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授 新井紀子氏
【基調講演】基調講演:読むために書く 学びをつなぐために書く
―「1枚のマス目の用紙」の活用の手引き―
佐賀大学教育学部 教授 達富洋二
【実践報告】[小学校]「一枚に書く」ことを続ける国語の学習
天草市立本渡南小学校 教諭 金子直美氏
[中学校]「一枚に書く」学びの履歴
鹿児島大学教育学部附属中学校 教諭 中村恵理氏
【ワークショップ】一枚のマス目の用紙を使った単元づくりの実際
佐賀大学教育学部 教授 達富洋二氏
【まとめ】早稲田大学文学学術院 教授 森山卓郎氏
◉お申し込み方法(事前申し込み制)
下記のURLからお申し込みください。
https://www.riso-ef.or.jp/forum14/
◉お申込み受付期間
2025年7月5日(土)〜10月17日(金)16:00まで
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