終了

【世界を学ぼう】日比国際児と女性の自立支援~今フィリピンでは~

開催日時 19:00 20:30
定員95名
会費0円
場所 オンラインZoom 
【世界を学ぼう】日比国際児と女性の自立支援~今フィリピンでは~

フィリピンでは、日本への出稼ぎ労働から戻ってきた女性や、日本人男性との間に生まれた子どもを育てている女性が多くいます。そしてこのような女性たちの社会的自立、生活向上の支援を行うため、現地でNGO「DAWN」(Development Action for Women Network)が設立され、コロナ禍の今も活動しています。

今回、DAWAN創設時からボランティアとして関わってきたフェリス女学院大学教授の小ケ谷千穂さんから同団体の活動の背景について、DAWN代表のカルメリータ・ヌキさんからは現在の状況についてお話しいただきます。また、同団体が支援している女性たちが作った手工芸品も紹介します。

【講師プロフィール】
小ケ谷千穂(おがやちほ)さん
フェリス女学院大学文学部教授。専門は国際社会学、国際移動論、ジェンダー研究。主に フィリピンからの人の移動を中心に、香港やシンガポールなどに家事労働者 として働きに行く女性たちの組織活動や、出身家族との関係、最近ではDAWNをはじめとするJFCと母親たちの支援組織の歴史とその役割について研究している。

フィリピン留学中の2000年よりDAWNの活動に参加。劇団「あけぼの」日本公演や各種DAWNの活動を日本側からサポートするDAWN-Japanの一員として活動。大学教員になってからは、日本の学生とJFCとの交流活動にも取り組んでいる。主な著書に『移動を生きる:フィリピン移住女性と複数のモビリティ』(有信堂高文社2016年)、 『国際社会学』(有斐閣・共編著2015年)など。DAWNの活動にかかわるものとして、DAWN編(DAWN-Japan訳)『フィリピン女性エンターティナーの夢と現実』(明石書店・2005年)、「支援組織との関わりから見るJFCのアイデンティティと複層的な“日本経験“ : 「JFC研究」のための試論」(『国際交流研究』第15号、2015年)、「日比間の人の移動における支援組織の役割 : 移住女性とJFCの経験に着目して」(共著・『フェリス女学院大学文学部紀要』第55号、2020年)など。

カルメリータ・ヌキ(Carmelita NUQUI)さん
「DAWN」(Development Action for Women Network)代表。フィリピン出身。NGO「DAWN」は、出稼ぎ労働者として日本へ渡るフィリピン女性や帰還した移民、そして日比国際児の人権保護を訴えながら、女性たちの社会的自立、生活向上のための支援を行っている。DAWN の子どもたちで構成される「劇団あけぼの」は、毎年来日し日本公演ツアーを行い、日本にいるフィリピン人、帰還した移民女性、そして日比国際児が抱える問題の関心を高める活動を行っている。また、生活向上を支援するプロジェクト「SIKHAY」では、女性の経済的自立を促進する為にフェアトレードのプロジェクトを通して、クオリティーが高い手工芸品の作り方を教えている。この手工芸品は女性の子供たちを支援する収入源となっている。DAWNの活動は広がり、帰還した家事労働者や人身売買の被害者の社会的地位向上などにも取り組んでいる。

【開催日時】
2021年8月4日 (水) 19:00-20:30

【参加方法】
下記リンク先より、お申し込みください。登録した際にその方専用の参加URLがZoomより送られますので、お時間になりましたら、送られて来たURLからご参加ください。
https://is.gd/DjqhoY

▼アーカイブ:
お申し込みされた方に一週間限定のアーカイブをお送りします。お時間が合わない方でも、ぜひお申し込みください。

このオンライン勉強会は「Zoom」を使用して行います。開始までにZoomアプリをインストールしておいてください。

【主催・問合せ先】
ピースボート事務局
メール:event@peaceboat.gr.jp(@は半角に書き換えてください)

イベントを探す

大学のセミナー・研究会・勉強会を別の地域から探す

SENSEI ノート