開催日時 | 19:00 〜 20:30 |
定員 | 80名 |
会費 | 9000円 |
場所 | オンライン |
漢字の知識は、日本の学校教育では国語科で学びます。しかし、その多くは「漢字テスト」の対策であり、文化的な側面や日本語を表記する方法の一つであるという認識が疎かになっているように思います。また漢字文化圏の学生にとっても母語での漢字の位置づけは、日本語のそれと同じものではありません。この講座では、漢字表記を通した日本語の特徴、そして漢字文化圏の日本語学習者を理解することを目的にしたいと考えています。
【講座概要】
▼▼こんな方におすすめ▼▼
日本語を教えている方
日本語教育関係の学部を選考されている方
日本語教師養成講座を修了された方
テーマにご興味のある方
▼▼日時▼▼
第1回 2021年10月20日(水)19:00〜20:30
文字としての漢字
漢字とかな・アルファベットとの違いを理解し、送り仮名・振り仮名の存在などから、漢字とかなの両方を用いる日本語表記の特殊性を考えます。後半では、漢字の構造(なりたちと構成方法)を理解します。
第2回 2021年10月27日(水)19:00〜20:30
字形
漢字の構造に慣れるために理解したい、部首と偏旁冠脚とのちがい。また、文化庁の「常用漢字表(付)字体についての解説」「常用漢字表の字体・字形に関する指針」や漢字文化圏諸国の「漢字表」を手引きに、「標準字体」とは、どういうものなのかを考えます。
第3回 2021年11月10日(水)19:00〜20:30
意味と読み
音読み(一字多音の理由)、訓読み(同訓異字のある理由と「使い分け」)、熟語の構成の理解から、日本語と漢語との文法構造の違いについて考えます。
第4回 2021年11月17日(水)19:00〜20:30
漢字文化圏
中国・台湾・韓国朝鮮およびベトナムでの漢字文化や社会における漢字の位置づけを理解し、漢字文化圏の日本語学習者への理解につなげます。
受講料:9,000円(税込)
※全回の受講をお勧めしますが、ご希望の回のみのお申し込みは1回2,500円(税込)となります。
場所:オンライン(ZOOM開催)
定員:80名
【講師紹介】
久保 裕之(クボ ヒロユキ)先生
立命館大学 白川静記念 東洋文字文化研究所
立命館大学法学部卒業後、 1997年財団法人日本漢字能力検定協会(現・公益財団法人)入職。 2005年学校法人立命館入職。現在は立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所文化事業担当職員。 2015年放送大学大学院文化科学専攻修了。修士(学術)、漢字教育士、全国通訳案内士(中国語)。日本漢字学会評議員。
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