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ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」

開催日時 14:00 16:30
定員100名
会費0円
場所 大阪府和泉市伯太町6-1-20 和泉市立人権文化センター1階大会議室
ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」

ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」

★詳細、最新情報は企画情報ページで確認してください。

[企画ページ]https://m471560.blogspot.com/2022/05/0918.html
[Facebook]https://fb.me/e/2Bimc0bYW

日時:2022年(令和4年)
9月18日(日)午後2時~4時30分

場所:和泉市立人権文化センター(ゆう・ゆうプラザ)1階大会議室

内容:
(1)ドキュメンタリー上映
(2)故・近藤宏一さん(長島愛生園、青い鳥楽団団長)のふるさとから
詩の朗読、形見のハーモニカ演奏(ハンセン病問題を考えるネットワーク泉北)

参加無料・申込不要
※事前申込制ではありませんが、準備の都合上メールなどでご連絡いただけたら幸いです。

問合せ:特定非営利活動法人ダッシュ
[でんわ]0725-46-3809
[メール]mailbox@dash-npo.org

★「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」公式ホームページ
https://nagashima.mognet.jp/
(C)監督・撮影・編集・構成:宮﨑 賢/2021年/110分

映画のご紹介
差別、偏見に打ちのめされても“強く尊く”生きてきた入所者の人生を知って欲しい。
療養所としての歴史を閉じる日も近い。
しかし、すべてが忘れ去られることではない。
映画を通じて人権侵害の記憶を次の世代につなげていきたい。

 岡山県瀬戸内市の長島には、長島愛生園と邑久光明園の二つの国立ハンセン病療養所がある。両園の入所者は合わせて180人あまり、平均年齢は88歳。隔離の島で証言を聴く時間も残り少なくなった。
 映画は2014年以降の8年間に長島の入所者ら、およそ30人の証言を映像で記録。隔離の歴史を掘り起こした。
 長島愛生園の開拓時代や国の患者撲滅政策「無らい県運動」で強制隔離された収容過程、園に反抗した患者を監禁した「監房」、さらに厳しい懲罰施設「草津送り」と言われた群馬県栗生楽泉園の「重監房」での獄死。戦前、戦中、戦後の強制労働、栄養失調などで1,077人が無念の死。入所者が振り返る「死者を焼く煙。煙になってしか故郷に帰れなかった」。優生思想「結婚したら強制的に断種(不妊手術)をさせられた。人間扱いではなかった」と屈辱の体験を語った。
 映画が伝えるのは暗い記憶ばかりではない。戦後、特効薬プロミンによって病気が治る時代になった喜び。「人間回復」と呼ばれた邑久長島大橋の開通で“島流し”から解放された。橋で社会と繋がり、園内が明るくなった。ハンセン病患者の全国で唯一の高校「新良田教室」の開校。病と闘いながら、学友と学ぶ喜びがあった。1950年代、文芸のルネッスサンスが花開いた。文学、音楽、絵画などの活動が社会の窓口となり、励みになった。
 ハンセン病国賠訴訟で熊本地裁は強制隔離を定めた「らい予防法」は違憲と断罪。原告は「いままで苦労してきた事が報われた」と涙した。
 子どもの頃、強制収容された80代の夫妻が故郷の小学校に招かれ児童と一緒に給食を食べ、歌で歓迎され「うれしい うれしい」と言葉を詰まらせた。89歳の入所者の誕生日には、広島県の高校生たちが訪れケーキで祝った。人権侵害の歴史を学び、若い世代がしっかりと受け止めている。

宮﨑 賢 監督プロフィール
(みやざき・けん)1953生、岡山県和気町出身。1971年RSKプロビジョン入社。1972~2019年RSKイブニングニュース報道カメラマン。
ハンセン病ドキュメンタリー『もうひとつの橋』(1983年)で 地方の時代映像祭大賞受賞。『生きとった証し』(2002年)で日本民間放送連盟賞報道部門優秀賞受賞。放送人の会『放送人グランプリ2014特別賞』受賞(2014年)。TBS報道特集『隔離された法廷と司法の責任』(2017年)でギャラクシー賞奨励賞受賞。『第43回放送文化基金賞・個人賞』受賞。(2017年)
『引き裂かれた家族~ハンセン病孤児たち 初めての告白~』(2019年)で日本民間放送連盟賞報道部門優秀賞受賞。『報道活動部門ギャラクシー大賞』(2019年)
「1980年から現在も続くハンセン病に関する報道および活動」(撮影担当) ハンセン病問題を40年間に亘って継続取材し『筑紫哲也NEWS23』・ 『TBS報道特集』などで全国に発信。
ハンセン病ドキュメンタリー13作品・ニュース特集130回の撮影・編集。

★近藤宏一(1926年~2009年)
 1938年、11歳で長島愛生園に収容され、戦後、赤痢病棟の介護に従事、自らも赤痢に罹患し視力を失う。わずかに知覚が残る唇と舌で仲間とともにハーモニカバンド「青い鳥楽団」を結成。園内から園外では遠くは東京まで演奏活動を行った。著書『ハーモニカの歌』(1979、私家版)『闇を光に』(2010、みすず書房)。
 信太山は、ふるさとに近く、幼い頃の遊び場。「ハンセン病問題を考えるネットワーク泉北」を中心に7年間交流、同ネットワークにより『あきの蝶』(近藤宏一詩集)、『ふるさとの風にふれて』を刊行。

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