2023年12月9日(土)に「日本シティズンシップ教育学会 第4回大会」を上越教育大学にて「宗教とシティズンシップ」をテーマに開催することといたしました。詳細については、以下の通りとなります。皆様におかれましては、ご予定の程、なにとぞよろしくお願いいたします。
詳細 https://jaced.jp/archives/662
大会テーマ「宗教とシティズンシップ」
個人の市民性の形成にはさまざまな要因が影響しますが、そのひとつに宗教があります。年中行事や慣習など、私たちの生活の中に宗教的な要素をもつものがあります。歴史教科書の中の宗教、倫理の教科書の中の宗教や考え方など、学校の中でも宗教を学習する機会があります。また、現代社会は、グローバル化の進展などにともない多様化を尊重する社会です。そこでは、様々な宗教的な背景をもつ諸個人が共生していく社会も同様に求められています。
教育基本法第15条は、第1項で「宗教に関する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない。」としつつ、つづく第2項で「国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。」としています。宗教に対する寛容な態度などの一方で、特定の宗教のための宗教教育はしてはならないとされています。これまで日本の宗教教育は、一般的に「宗派教育」、「宗教的情操教育」、「宗教知識教育」に分けられてきました。近年では、グローバル化の進展なども受けて「宗教文化教育」も提唱されています。そのうち、学校教育でできる範囲はどこまでなのでしょうか。いわゆる宗教教育はシティズンシップ形成にどのように寄与できるのでしょうか。
そこで、シティズンシップ教育の研究を対象とする本学会では、本大会において「宗教とシティズンシップ」と題してシンポジウムを開催いたします。宗教教育についての理論的考察、学校における宗教教育の実践的考察を足場にして、宗教教育からシティズンシップ形成の可能性と限界について議論を深めて参りたいと考えています。
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