『臨床心理学』第25巻第2号刊行記念トークセッション

『臨床心理学』第25巻第2号刊行記念トークセッション
性暴力が「起きた後／起こる前」に支援者は何ができるか？

▼出演者
齋藤 梓（上智大学）
野坂祐子（大阪大学）
櫻井 鼓（追手門学院大学）

▼概要
『臨床心理学』第25巻第2号「性暴力：「起きた後／起こる前」に支援者は何ができるか？」刊行記念および2025年『臨床心理学』リニューアル記念イベント・第2弾！

「対談｜性と暴力――時と知を継ぐために」（村本邦子・信田さよ子）、「鼎談｜経験と成熟――当事者と専門家の境界を越えて」（齋藤 梓・西田なつみ・宮﨑浩一）、「インタビュー｜暴力と回復――終わりある時と永遠のあいだで」（宮地尚子）にはじまり、「起きた後／起こる前」という両側面から性暴力とその支援をテーマとする総力特集は、何を考えつづけ、そして何を問いつづけるのか――？

出演は、特集編者の齋藤梓さん、論文寄稿者の野坂祐子さん、櫻井鼓さん。ホストの齋藤梓さんが2人のゲストを迎えて語り合う、「読書会」形式のトークセッション。

イベントは全3部で構成されます。第1部は齋藤梓さんが特集企画の狙いを紹介、続く第2部の「ディスカッション」は、特集論文全体や互いの論文を読んだ感想や質問をシェアしながら、三者がみずからの論文を語り直し、三者の共同対話を通じて特集全体を振り返ります。そして最終・第3部は、参加者からの事前質問とライブ参加者限定の質問に応えながら、この特集号がもちえたポテンシャル、新たな問いの射程、そしてさらなる研究・実践の萌芽を、出演者・参加者で共に探っていきます。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

▼お申し込みはこちらから
https://kongoshuppan20250427.peatix.com/view

▼事前質問
今回のトークイベントでは、参加者のみなさまからの事前質問とライブ参加者限定の質問を受けつけております。事前質問は、質問フォーム（https://docs.google.com/forms/d/1uxDrqjsswPRoDP7-UYrCwQkZR6Y4JaobmNFe1KIfgxs/edit）宛にお送りください（受付期限：4月27日（日）10:00）。ライブ参加者限定の質問はZoomのチャット機能を利用して受け付けます（詳細はイベント当日にご案内いたします）。なお、進行時間の都合上、すべての質問を取り上げることができない場合もありますことをご了承願います。

▼タイムテーブル
・ 第1部－イントロダクション（13:00-13:10［10分］）／発表＝齋藤梓
・ 第2部－ディスカッション（13:10-14:10［60分］）／進行＝齋藤梓
　（休憩＝5分）
・ 第3部－質疑応答（14:15-15:00［45分］）

▼参加資格
参加資格は特に設けておりません。『臨床心理学』第25巻第2号 およびトークセッションに関心をお持ちの方なら、どなたでもご参加いただけます。

▼視聴方法
ライブ配信+アーカイブ配信

▼配信期間
ライブ配信：2025年4月27日（日）13：00～15：00
アーカイブ配信：2025年4月30日（水）10：00

▼定員
なし

▼チケット
参加のみ：2,000円［消費税込］
参加＋『臨床心理学第25巻第2号』1冊　購入：3,800円［消費税込］

　チケット購入期限：2025年5月28日（水）23：55まで
　※ATM・コンビニ払いの場合、2025年5月27日（火）まで

▼参加方法
Zoomによるライブ配信
Peatixのイベント視聴ページ内よりご参加頂けます。

アーカイブ配信は、ライブ配信終了後の4月30日よりPeatixのイベント視聴ページ内よりご覧けます。

視聴方法は、Peatixヘルプページの「オンラインイベントに参加する」（下記URL）をご参照下さい。
URL：https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44001934587

▼登録メールアドレスについて
一部ドメイン（携帯電話等・gmail・yahooなど）のアドレスでご登録の場合、peatix及び金剛出版（eigyo@kongoshuppan.co.jp)からのメールが届かないなどの事象が報告されています。メールの設定を変更して、Peatixからのメール（noreply@peatix.com）と金剛出版からのメール（eigyo@kongoshuppan.co.jp)が届くよう設定をお願いいたします。

▼出演者略歴
齋藤 梓（さいとう・あずさ）

上智大学総合人間科学部心理学科准教授、民間被害者支援団体相談員。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。博士（心理学）。公認心理師・臨床心理士。目白大学心理学部心理カウンセリング学科を経て現職。専門は臨床心理学、被害者心理学。PE療法スーパーバイザー（ペンシルバニア大学不安治療研究センター認定）。

主要著書　『性暴力についてかんがえるために』（一藝社・単著・2024）、『性暴力被害の実際――被害はどのように起き、どう回復するのか』（金剛出版・共編・2020）、『性暴力被害の心理支援』（金剛出版・共編・2022）、『複雑性PTSDの臨床実践ガイド――トラウマ焦点化治療の活用と工夫』（日本評論社・分担執筆・2021）ほか。

野坂祐子（のさか・さちこ）
大阪大学大学院人間科学研究科臨床教育学講座教育心理学分野教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程単位取得退学。博士（人間学）。公認心理師・臨床心理士。大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンターを経て現職。専門は発達臨床心理学・トラウマ臨床。

主要著訳書　『トラウマインフォームドケア――"問題行動"を捉えなおす援助の視点』（日本評論社・単著・2019）、『性をはぐくむ親子の対話――この子がおとなになるまでに』（日本評論社・共著・2022）、『マイ ステップ［改訂版］――性被害を受けた子どもと支援者のための心理教育』（誠信書房・共著・2023）、『性問題行動のある子どもへの対応――治療教育の現場から』（誠信書房・共編・2023）、『子どもへの性暴力［第2版］――その理解と支援』（誠信書房・共編・2023）、『複雑性PTSDの理解と回復――子ども時代のトラウマを癒すコンパッションとセルフケア』（金剛出版・共訳・2022）、『ガスライティングという支配――関係性におけるトラウマとその回復』（日本評論社・訳・2024）ほか。

櫻井 鼓（さくらい・つつみ）
追手門学院大学心理学部教授、横浜思春期問題研究所副所長。東京学芸大学大学院連合学校博士課程修了。博士（教育学）。公認心理師・臨床心理士。警察庁犯罪被害者支援室、神奈川県警察本部被害者支援室及び少年相談・保護センターを経て現職。専門は、犯罪心理学。

主要著訳書　『「だれにも言っちゃだめだよ」に従ってしまう子どもたち』（WAVE出版・単著・2024）、『SNSと性被害――理解と効果的な支援のために』（誠信書房・編著・2024）、『性暴力被害者への支援――臨床実践の現場から』（誠信書房・共編・2016）、『精神分析とトラウマ――クライエントとともに生きる心理療法』（金剛出版・共編・2025）、『犯罪心理学事典』（丸善出版・分担執筆・2016）、『精神分析的心理療法におけるコンサルテーション面接』（金剛出版・共訳・2019）ほか。