開催日時 | 13:30 〜 16:00 |
定員 | 20名 |
会費 | 300円 |
場所 | 東京都板橋区立板橋第8小学校 |
内容 「だれが、たべたのでしょう」東書1年上 実践筆録で学ぶ
市内の知人の1年生の教室で 第136回 国語教壇修養会の「だれが、たべたのでしょう」の授業をしてきました。
鈴木佑治先生の国語科指導の単純形態に添って発問を自分なりに精選しました。
1日目は集中しない子もいましたが、2日目は見事に全員が集中して授業に参加してくれました。
しかも1日目に気になっていた2人の子ども。
男児(授業の始めに喧嘩をしていて、そのまますねて、投げやりになって授業に参加。)
女児(理解力が弱いのでしょう、自分勝手なことを言っていたり、ノートに字を殴り書きしていました。)
2日目の授業に、この二人が、担任もびっくりするくらい授業に集中したのです。
しかも、私にとって「心」の扱いとした問いに挙手をしてはっきりと、ズバリ答えたのです。
前時の3校時の音楽の時間には、子どもたちの何人かは音楽専科の手を煩わせて教室に戻ってきていたというのです。
教壇記録を書けば反省点がいろいろ挙がりますが、鈴木先生の「国語科指導の単純形態」のまぎれもない奥深さに感動しています。
《12月例会の報告》
「自然のかくし絵」 矢島稔著 3年生 (教材は東書3年上)
第二次指導〈六とく〉コノハチョウの部分を全文書き出し、そこを詳しく読み取る授業から検討を始めました。
最初に、参加者各自がどう扱うかを案を作ってもらいました。
コノハチョウの羽は、表はあざやかな青とオレンジ色ですが、うらは、かれ葉のような色をしています。
それに、羽をとじたときの形も木の葉そっくりです。
そのため、木のえだにとまっていると、えだにのこったかれ葉と見分けがつきません。
それから、DVDの視聴をしました。
〈六とく〉 ○語義・区分
語義・難しい言葉は何を扱うか。 授業者は「あざやかな」 → 反対は(枯葉のような色) → うら・表 を扱いました。
区分・分けてから中身を扱うとよく分かる。 授業者は2区分後、3区分しました。
ここでいったん止めて、話し合いました。
・ 語義で、「が」「それに」「そのため」などを扱うのもどうかな。
2区分 子どもからは「色をしています。」と出ました。授業は、「それもありそうだけど、今日は別なところで。」と切り返しました。
「オレンジ色ですが、」を見つけた子がいました。「ああそうか」。という声が漏れてきました。
表と裏の2つに分けます。裏を3つに分けてください。①色、②形、③見分けがつかない、と分けました。
◎心 文章の核心をはっきりさせる。
①コノハチョウは、何のためにこういうことをしていのかな。(身を守るため)
②見つからないための工夫は何でしょうか。一つ目は漢字一字でいうと何か。(色)
③二つ目は何ですか。(形)
④では、色はどんな色か。(かれ葉のような色)
⑤形はどうかな。(木の葉のような形)
⑥色・形とも枯葉のようです。ここで、一番言いたいことは何ですか。(見分けがつきません)
⑦何と何が見分けがつかないの。(コノハチョウとかれ葉)
⑧鳥やトカゲが食べたいのはどっち。(コノハチョウ)
⑨どこにいても見つからないのかな。(木の枝に止まっている)
⑩木の枝に止まっている時に羽はどうなっているの。(閉じている=裏)
⑪ここには、書いてないが、表を出している時間と閉じている時間ではどっちが長いのかな。(閉じている時間)
新井紀子さんのRSTフォーラムに行ってきた資料と授業者の授業後の感想文を読んで読解するということについて学び合いました。以下略
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芦田恵之助先生の実践に学ぶ いずみ会
… どの子も落ち着く国語指導 …
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