小林志郎ゼミ TIS/D&TE since 2015 第6回/seasonⅣ ①演劇教育・教育方法論概説「変身(トランスフォーム)と早替り(清玄と権助)の比較 ②南北作『桜姫東文章』のリーダーズ・シアター (江戸深川資料館協力事業)No.3
開催日時 | 18:30 〜 21:30 |
定員 | 22名 |
会費 | 1000円 |
場所 | 東京都新宿区東京都新宿区大久保2-12-7 大久保地域センター 会議室C |
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気になるリストに追加【活動1】演劇教育・教育方法論概説
「変身(トランスフォーム)と早替り(清玄と権助)の比較」(小林志郎)
【活動2】鶴屋南北作『桜姫東文章』のリーダーズ・シアター No.3
■詳細
【活動1】演劇教育・教育方法論概説
「変身(トランスフォーム)と早替り(清玄と権助)の比較」(小林志郎)
アメリカ演劇の偉大なる三大改革は、⑴ユージン・オニールがギリシャ悲劇のパッションを復権させたこと、⑵ソーントン・ワイルダーが「トランスフォーメーション」を発案したこと、⑶ミュージカルを作り出したことであろう。
今年の9月1日、深川江戸資料館で鶴屋南北作『桜姫東文章』をリーダーズ・シアター形式で発表する。演劇教育研究ゼミのリーダーズ・シアター形式の発表は、教育者の資質能力の拡張が目的だったし、今も同じだ。鶴屋南北作品と演劇教育の共通点として、一人の俳優が複数の役を演じる手法(原初は劇作家のドラマツルギーか、俳優の工夫と意欲および演出的サービスか、演出家の解釈・創造力か)を取り上げたい。
鶴屋南北の「桜姫東文章』の初演(1817)では七代目市川團十郎が清玄と権助の二役を演じた。「トランスフォーム」する目的は早替りの妙にあったと言って良い。歌舞伎作品にはいくつもの優れた「早替り」作品がある。
前出のソーントン・ワイルダーは『わが町』で「シーンのトランスフォーメーション」(裸舞台と観客の創造力がキーワード。「すべての舞台空間はすべてのシーンに変身する」)を展開した。「わが町」が1938年に上演されてから約30年後の1967年、ランフォード・ウィルソンが中堅俳優のためのエチュードと言える「もしもし、こちらセセラギです」を発表した。この作品では5人の俳優がそれぞれ2から4役を演じる。演劇を教える教師のための最高の教材であると私は確信している。
今回は、トランスフォームと早替りについて議論をする。
【活動2】鶴屋南北作『桜姫東文章』のリーダーズ・シアター No.3
※「南北の会」と称するリーダーズ・シアター・グループを結成します。江戸深川資料館協力事業である8月の発表に向けて活動をスタートしました。3月14日は3回目の稽古です。
🔶歌舞伎や台本を読むことに興味がある方はぜひどうぞ!
◆◆ゼミの年間活動とカリキュラムの概要 ◆◆
その1 「ドラマ&シアター・ゲームの教育での使い方、俳優養成での使い方」の研究
その2 『44撰 ドラマ&シアター・ゲームと即興』の拡充と新しい冊子の発行
その3 リーダーズ・シアターの発表
◆毎月 原則として第2、第4木曜開催 ※単発での参加も可能です。
【講師&ゼミのトータル・コーディネーター】
《小林志郎》
東京学芸大学名誉教授・元副学長。有明教育芸術短期大学終身名誉学長。高等教育におけるパーフォーミング・アーツ(演劇・舞踊・音楽)教育のフィロソフィの構築とその実際に尽力。理論の中心は、日本の伝統芸術(能狂言と歌舞伎、日本舞踊、日本の伝統音楽)の基礎教育と西洋の芸術教育との融合におかれた。専門は演劇教育学、現代演出論。
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◆メール
演劇教育研究ゼミ事務局
drama.edu.zemi@gmail.com
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