終了

東京いずみ会(小学校国語) 10月例会 東京いずみ会 770回

開催日時 13:30 16:00
場所 東京都板橋区立板橋第8小学校 

このイベントは終了しました

 気になるリストに追加
1人が気になるリストに追加

東京いずみ会 10月例会

内容 第78回大会筆録より指導案作成の真髄を学ぶ
   3年「モチモチの木」 米澤徳一先生指導
   第一次指導 概観     1時間
   第ニ次指導 詳しく読む  2時間

東京いずみ会九月例会 報告(9月21日)    

参加者は10名で新しい方が2名参加してくれました。
内容は、第137回公開授業の会の報告・検討会でした。

3年 道具を使う動物たち 

第二次指導〈六とく〉の検討(要約)

 エジプトハゲワシがダチョウの
たまごを石でわっていたからです。
ワシは、くちばしに石をくわえて
たまごに向って立ち、
頭を高く上げていました。
次のしゅん間、力をこめて
頭をふり下ろして石を
なげつけたのです。それから、
たまごのようすを見て、
われていないと分かると、
また、石をくわえてたまごに
なげつけて、とうとうかたい
からをわってしまいました。

① 書き出した所から何を学ばせるか。
 ・ エジプトハゲワシが石を使ってダチョウの卵を割る様子を考える。
 ・ エジプトハゲワシが道具を使うことを発見した驚きを考える。
② 六とくは、語義・区分から入るが、語義として扱う語句は何にするか。
 ・ 次のしゅん間 頭をふり下ろす
   なげつける とうとう
③ 区分はどうするか。
 ・ 先ず、「ワシは」の前と後に分け、後を三つに分ける。(三文あるので)
 ・ 三つの分け方を「石を投げる」「見て分かる」「とうとう割る」にする。
 ・ 「分かると」のところは、「分かりました。するとまた」というように文末を揃える扱いをするかは、無理に扱わなくてもよいだろうとなる。
 ・ 「石を投げたこと」「確かめて卵を割るまで繰り返したこと」に二区分する。その後、それぞれを二区分する。
④ 六とくは○語義・区分◎心○余韻となっている。では、◎心をどう扱うか。
 ・ ①で考えた「驚き」を扱うとすると、四つに分けたどこにそれが出ているかを考えればよい。区分の最後では、「からをわってしまいました」になる。
 ・ 「わりました」と「…しまいました」の違いは何でしょうか。(ここで、大学生の言葉遣いの話や口語と文章語の違いなど、小学校教員では気づかない視点の話を伺う)
 ・ 他の驚きの出ているのは「なげつけたのです」(なげつけました)と比べると違いが分かる。
 ・ 嘴で割らないで石を使った訳も、読みとれる。(かたいから)
⑤ 授業者の六とくの指導をDVD視聴。
 ・ 難しい言葉はありませんを受け、「たまご→かたいから」を扱う。
 ・ ○区分 二区分(ワシは前後で)授業の最後の方で、後半を三区分する。
 ・ ◎心 ワシの行動を順に10探し、これを見ていた動物学者が、ワシはすごいなあというのが十のうち一つある。何番か。(7番 見て)
⑥ DVD視聴の感想 
・ ワシの動作を追いかけさせることが、主語と述語の関係を考えさせることになっていた。(日本語は主語の省略が多い。大人には自明のようだが子どもにはどうなのか。その意味で有意義)
・ 1から順にやっていって、子どもの答えが飛んでいても先の番号を記し、知らぬ顔をして飛ばした番号を考えさせていたところに感心した。

5年「古文を声に出して読もう」と6年「海のいのち」についてはHPをご参照ください。

   …・・…・・…・・… …・・…・・…・・…
  芦田恵之助先生の実践に学ぶ いずみ会
     … どの子も落ち着く国語指導 …
     http://izumikai100.web.fc2.com/
    メール izumikai100[a.m.]hotmail.co.jp 
      Twitter [a.m.]izumikai100
    …・・…・・…・・… …・・…・・…・・…

 気になるリストに追加
1人が気になるリストに追加

イベントを探す

小学校のセミナー・研究会・勉強会を別の地域から探す

SENSEI ノート