HSPブームのいまを問い直す【金子総合研究所オンラインセミナー】

HSP（Highly Sensitive Person）という言葉が、ネットや書籍、テレビで話題になっています。しかし残念なことに、メディアで話題のHSPは、学術的な考え方とは異なったかたちで普及してしまいました。GoogleでHSPと検索しても、適切な情報にたどり着きにくくなっています。 これにともなって、様々な功罪（良い側面と悪い側面）が生じているようです。良い側面としては、「生きづらさ」に名前がつくことで得られる安心感でしょうか。しかし、学術的にはHSPは「生きづらさ」を説明するラベルではありません。悪い側面としては、悪質な医療・資格ビジネスの拡大や臨床現場での混乱などが挙げられます。 今回のセミナーは、「HSPの適切な理解」を促進することを意図しています。HSPを理解するための重要な概念である「環境感受性」の考え方を紹介したうえで、「世間で話題になっているHSP」...