【神奈川LD協会 夏のセミナー2021】「できた」「わかった」を通して学び・育てる知的障害のある子どもたちの理解と支援 霜田浩信先生(群馬大学共同教育学部特別支援教育講座 教授)
開催日時 | 09:30 〜 16:00 |
定員 | 100名 |
会費 | 5,300~9,000円 |
場所 | オンライン |
ホームページにて詳細ご確認・お申込みを宜しくお願いします。
http://www.246.ne.jp/~kanald/seminar.html
「できた」「わかった」を通して学び・育てる知的障害のある子どもたちの理解と支援
09:30-10:40 講義1 知的障害についてのおさらいと基本的な特性
(知的障害の定義、基本的な認知・行動特性について学びます)
10:55-12:05 講義2 「できた」「わかった」を通しての学び育つ支援の枠組み
(「できた」「わかった」を経験することが、自らの行動・自律的な行動へとつながる支援の枠組みについて学びます)
13:05-14:15 講義3 「できた」「わかった」のための活動設定と支援
(子どものニーズに応じた活動設定の重要性、活動に参加するための「手順表」などの支援ツール作成について学びます。)
14:30-15:40 講義4 子どもへの声のかけ方、ほめ方、行動修正の仕方
(子どもの反応を待つこと、つなげること、できた時の子どものほめ方、行動の修正の仕方などを学びます)
15:40-16:00 オンラインで質疑応答
Invited Speaker 霜田浩信先生(群馬大学共同教育学部特別支援教育講座 教授)
霜田先生からのメッセージ
このセミナーでは、応用行動分析の視点を踏まえた、知的障害の子どもの理解と支援について考えていきます。知的障害のある子どもを理解し支援をしていくには、知的機能や認知特性を踏まえるだけではなく、知的障害の子どもたちのニーズに応じて「参加できる活動」を準備し、外側からの支援としての物理的な環境設定、周囲の人からの分かりやすい指示や支えなどによって「できた」「わかった」を経験させてあげることが何より大切です。
さらには周囲から誉められ、認められることを積み重ねていくなかで、活動に取り組む気持ちが強められ、活動に参加するためのコツを学んでいくことになります。単なる「やりなさい」という指示やダメだし中心の関わりではなく、「できた」「わかった」を通して子どもを育てる方法を一緒に考えましょう。
【霜田浩信先生のプロフィール】長野県生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。都内知的障害児通所施設指導員、東京学芸大学附属特別支援学校教諭、文教大学教育学部学校教育課程特別支援教育専修講師、准教授を経て、2009年より群馬大学教育学部准教授、2016年より現職。専門は、発達障害児者の自己管理行動の形成・要求言語行動の形成。自閉スペクトラム症のある子どもたち及び成人の心理・行動特性に基づいた指導など。著書は、『ちゃんと人とつきあいたい』(共著、エンパワメント研究所)他。
※リアルタイム配信のため、開催日時に1回限りの配信となります。