開催日時 | 20:00 〜 22:00 |
定員 | 10名 |
会費 | 0円 |
場所 | オンライン |
このイベントは終了しました
気になるリストに追加【名称】学校と教育についての哲学カフェ
【主催】philosophy愛知
【アプリ】zoom
【日時】2021年6月10日(木)20時〜22時
【テーマ】教員の「働き過ぎ」とは何か?〜「教師のバトン」から考える
【進行役】philosophy愛知
【参加費】無料
【申込み】tetsucafe.p4e@gmail.com
「教師のバトン」とは、文部科学省が、教員の志望者が減少する一方、小学校の学級定数が35人となり小学校教員不足と教員の質の低下を恐れて、2021年3月26日から始められた、プロジェクトです。主に教員を目指す若者たちに教員の仕事の魅力を伝えるため、現場の教員に対し、ツイッターやnoteなどのSNSを使い「#教師のバトン」とつけて、働き方改革の改革事例や教員の仕事の魅力や日々の教育活動における教師の思いを、社会に広く知らせる投稿を呼びかけたものです。
https://mobile.twitter.com/teachers_baton?lang=ja
文科省が期待した「前向きな意見」も散見されましたが、残業や部活動の負担や休憩時間が取れない過密長時間労働、形骸化した「働き方改革」の実態を暴露し苦境や悲鳴、そして「若者たちにこの過酷な労働状況のままバトンを渡せない」とする熱い思いの投稿が1〜2万件と溢れかえり「炎上」しました。
萩生田光一文科相は3月30日の閣議後記者会見で、「学校の厳しい勤務環境が明らかになった」としつつ「願わくば、先生なのでもう少し品の良い書き方をしてほしい」と発言し更に炎上を招いた場面もありましたが、教員をめぐる問題が可視化され社会に広く知らせた、意図せざる結果を生んだのは、教員の働き方改革に向けて、文科省にとっても進めやすくなりよかったとも言えます。批判は後押しにもなります。
ご参考に
https://www3.nhk.or.jp/.../20210408/amp/k10012963621000.html
https://www3.nhk.or.jp/.../20210408/amp/k10012963621000.html
教員の魅力の低下は、狭い労務管理だけの問題ではありません。
一つは、アクティブ・ラーニングなど理想的な教育プランを進めたくとも、教員にはそれらを学ぶ時間も準備する時間もなく、また実際に取り組めば教員の負担が増してしまい、十分な取り組みが出来ないなど、教育の質の向上が出来ないということです。
二つは、学校や教員への要求が増え続け、保護者や生徒への対応に疲弊して精神疾患にかかり休職する教育が増加していることなど、教員と保護者や大人との関係も、教員の仕事の魅力の低下の一つであることです。
教員にも様々な問題があり、その改革は必須です。しかし、子どもを中心とした教育へ向けて、意識も行動も教員自ら変革していくことを後押ししていくためには、学校・教員と子どもや保護者・大人の関係の変化も、問い直さなくてはいけません。
百年河清を待つ、かのような教育問題ですが、話し合ってみませんか?
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