東アフリカに位置するエチオピアの北部ティグライ州では、2020年11月からエチオピア政府軍と地元のティグライ人民解放戦線との間で軍事衝突が生じました。その結果、ティグライ州各地で衝突が繰り返され、現在も情勢は沈静化していません。戦争の影響により多くの人々が家を追われ、エチオピア国内、あるいは隣国などに難民として逃れ、また食糧危機に瀕しています。
今回、なぜこのような衝突が起こることとなったのか、その歴史的・政治的背景をエチオピアについて研究されている上智大学准教授の眞城百華さんからお話を伺います。
【講師プロフィール】
眞城百華(まきももか)さん
上智大学総合グローバル学部・准教授。専門:エチオピア史、エチオピア研究、アフリカ史、国際関係学。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業、同大学大学院国際関係学研究科修士課程修了、2007年同大学大学院同研究科博士課程単位取得退学...