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令和4年度 東京学芸大学附属世田谷小学校 研究発表会

開催日時 00:00 23:59
定員900名
会費0円
場所 東京都世田谷区深沢4-10-1 

研究主題
「学びを自分でデザインする子ども」を育む教育課程の創造~Laboratoryにおける学習環境デザイン~

開催日時・会場
2023年 2月18日(土)
13:00~16:45

実施形態
対面 及び 録画配信

ご挨拶
 知育や学習に限らずスポーツや生活体験などに至るまで、プログラムに添った教育を幼少期から受けることが一般的になっている現代においては、大人の指示に従って行動することや、うまくできたという結果が、よい評価を受ける傾向にあります。
 他律的な行動が習慣化されて自分の意志で動けない子どもや勝ち負けなどの結果ばかりにこだわる子どもを社会が望んでいるわけではないはずですが、この状況は存在するようです。
 そうした状況下で、本校では文部科学省の研究開発学校指定を受け、令和元年度から、未来社会を創造的に生きる「学びを自分でデザインする子」を育成するための学習環境や教育課程についての研究に取り組んで参りました。「教わる」より「興味を持って自ら学んでいく」子どもの姿を目指し様々な研究を進めてきましたのでここにご報告致します。
 ご参会の皆さまからのご意見やご支援が本研究にとって貴重な推進力になりますので、活発なご発言を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

研究部より
 「学びを自分でデザインする子ども」を育む教育課程のために、Home(異年齢集団)、Laboratory(探究)、Class(教科)の3領域を構想しました。学びをデザインするとは、「学びが自分(たち)のものであると自覚し、学びの目標、道筋、表現方法を思考し選択している」ことと本校では定めています。先行き不透明な社会の到来に備えて、SDGs、Society5.0、プログラミング、外国語など教育には多くの期待がもたれています。そのどれもが重要であることは論を俟たないでしょう。しかし、そもそも、そこに向かい参加し続けること、設定されたゴールに満足するだけでなく超えていくことがよりよい教育を支えると考えています。
 子どもが学びをデザインする余地をLaboratory の時間として16の研究室を開設しました。研究発表会では、6つの研究室をご覧いただき、ご意見を賜りたく存じます。

【内容及びタイムスケジュール】

13:00 受付
13:30-14:00
提案
14:10-14:50 提案授業
[Laboratory]
15:00-15:45 協議会
15:55-16:45
全体会
講演
「制約をデザインする:探究するLaboratoryの学習環境」
【講師】
東京⼤学大学院教育学研究科教授
藤江 康彦 先⽣

16:45 閉会

提案授業 公開ラボ
○てつがくラボ[人文]
世界を受動的に生きるのではなく、能動的に思考し、理解し、選択していく人になってほしいという思いで作りました。ものごとを問うことや、考えることのおもしろさを感じられるような活動を目指しています。
○シンボルラボ[人文]
文字、ロゴ、身振りなど身の回りにはシンボルが溢れています。
自分たちが常に意味づけをして解釈していることに気づき、自分の生きる世界そのものを見つめ直すことで、世界を捉える視点を拡張することを目指しています。
○HIPHOP 研究所[芸術]
ダンス,ラップ,DJ,グラフィティアートという4つの要素で構成されるHIPHOP の意味や価値を体験的に探究するラボです。
その中で自己の感情や思考を表現することや他者と関わり合うことを目指しています。
○スポーツラボ[芸術]
客観的なデータや映像を駆使し、自分自身と対話しながら、試行錯誤と課題発見・解決を繰り返し、今までよりも「ちょっと奥深く」スポーツの世界を探究します。
○自由な算数Lab.[自然科学]
日常や数学の事象における疑問を数学を用いて解決し、そこで生まれた問題を解決することを繰り返すことで、自分の学びを広げ深めていくLab. です。
数学の自由性を楽しめる、数学を自由に使える子の育成を目指しています。
○ビジネスラボ[複合]
今あるビジネスは、10 年後には存在しないかもしれない。
子供たちは今のビジネスを深堀りして学び、知識、スキル、アイディアを学び、未来に向けて、より良いビジネスプランを探究します。

◾️参加申し込み方法◾️
希望のラボを選択してください。
□対面 :定員 120 名[ 各ラボ20 名] 
□録画配信:定員 780 名

本校HPまたは、HP上のQRコードからお申し込みください。
http://www.setagaya-es.u-gakugei.ac.jp/

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