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土岐田健太のルネッサンスから学ぶ英単語の授業/ 英語の作法/

開催日時
会費5,250円(税込)円
場所 東京都新宿区市谷船河原町11 飯田橋レインボービル

都内の講座は90分×二コマの講座です。

第一部
ルネッサンスから学ぶ英単語の授業
前回東京飯田橋で行った英単語講座は、多くの教員、講師、大学生にご参加いただき、33人満席の大盛況でした。
http://kokucheese.com/event/index/71087/

今回は続編として、英単語オリジナルゼミを社会人対象にやります。ルネッサンスはキリスト教絵画も盛んに描かれました。適宜圧倒的なインパクトを残すために、絵画鑑賞もしながら、レディ・ガガも、オバマも、そしてシェイクスピアも、英語圏の人が当たり前のように知っている、キリスト教背景を元に学ぶボキャビルの授業を行います。予備校生に行った授業では、僕の授業の中でも最高の満足度を獲得し続けている授業で、感動が得られるだけでなく、思想背景・文化の本質まで深く理解できます。資格試験の勉強に辟易している方も英語の新しい世界観に、きっと改めて学ぶ意欲が生まれるオリジナル講座です。
たとえば、glory「栄光」という単語を例にとります。アテネオリンピックのときに、"road to glory"「栄光への道」という言葉で有名になったので聞き覚えのある方も多いかと思います。今では応援や歌詞の中でも使われる言葉ですが、キリスト教徒の方は特に人生は自分のためではなく、「神の栄光のためにある」という発想を持っています。光関係の単語は、英単語の中にも多くあり、特に評論文の中や広告の宣伝などでも読者や消費者の意識をひきつけるのに、重要な役割を果たしています。
luxuryは「ぜいたく品」という意味です。luxはラテン語で「光」という意味で、もともとキリスト教背景が隠されているのです。光の背景を押さえる事で、「キラキラ光輝いているもの」がluxuryだとわかります。シャンプーのCMで出てくる言葉も、上智大学の校歌の中にも出てくるluxという言葉も、キリスト教背景を理解するだけで、「短時間のCMで人の心をグッとつかむ戦略」、「英語圏の人々の日常の発想」まで理解でき、そのほかの単語を覚えるときにも圧倒的なインパクトをつけてくれます。
「光」の背景をおさえるだけで、単語の定着度や理解の深さが大きく変わってきます。セミナーでは、キリスト教背景のバックグランド理解を通して、単語の量と質を高めてもらい、インパクトに残る絵画鑑賞や解説を通して、今までの英語の世界観を大きく変え、今後の英語学習に彩りを添え、知的好奇心が刺激される講座です。

第二部 
英語の作法
(1) 冠詞、Sの授業
You've got some egg on your tie.大学入試センター試験でsなしのeggが出て賛否両論でした。
しかし、この問題は日本人が身につけるべき英語の作法の必要性を教えてくれる良問で、特に「冠詞」、「複数のS」、「名詞の考え方」を身につけるうえで欠かせない視点を教えてくれるものです。ルネッサンスに頻繁に出てきた、godsのsや英語圏では当たり前すぎて意識されていないthe son of Godのtheの正体、その他God、省略の考え方など、英語の盲点かつ一番大事な基礎を中心に扱います。
(2)仮定法の授業
I would appreciate it if you could V.ビジネスの現場でも、仮定法は相手への配慮を表し、プロフェッショナルとして関係を築く上でも欠かせません。今回は、知的な印象を与える英語の例として、仮定法を扱い、きちんと洗練された英語を運用する視点を身につけていただきます。
(3) How are you?の授業
大学生対象に行った授業の最新版を扱います。
中学生の最初に習うこのフレーズ。実は日本人英語学習者の多くが誤解していることを実験を通して体感してもらい、学校では習わない英語の作法を学んでいただきます。
第二部に関して、3冊推薦図書をあげますので、もし余裕のある方は目を通しておくと好ましいです。セミナー受講後に読むのもお勧めで、大変素晴らしい内容の本です。
数佐尚美著『英語の敬語』(中経出版)
西田透著『英語は冠詞だ―冠詞がわかれば、英語が楽しくなる!! 』(開拓社)
西田透著『英語は仮定法だ―仮定法がわかれば、英語に奥ゆかしさがでる!! 』(開拓社)
講師紹介・活動歴
土岐田 健太 (ときたけんた)
上智大学英文科卒。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。
予備校講師を経て、現在は慶應義塾高等学校教諭。
現在もテキスト作製・社会人対象の授業を行うなど、精力的に活動中。
予備校講師歴1年で東進ハイスクール夏期合宿に出講、その他今後執筆関係の新規企画にも携わるなど、活動の幅を広げている。
自身が海外旅行すらしたことがなく、大学時代から修士課程時代にかけて講師・販売・接客業など週7労働や勉強に費やした経験から、忙しい社会人対象でも伝えられることがあると奮起し、2013年3月3日から、大学生・社会人対象セミナーも開始する。同年代から50代の方まで幅広く受講者の満足が得られ、年間2回のセミナーを続けることに決める。
海外経験のない多くの日本人の方が、独学で英語を学ぶ方法論を常に高校時代から考察してきたことを生かし、英語学習を通して新しいものの見方や普段の生活に生かす視点を伝えている。

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