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不登校バックアップセミナー 人とかかわることで何が変わるのか

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◆昨年、文科省が発表した不登校の追跡調査によると、不登校の子どもにとって「人間関係」がいかに重要な意味をもっているかが浮き彫りになりました。「学校を休みはじめたきっかけ」では、「友人との関係(いじめを含む)」が過半数を占め、「先生との関係」「部活の人間関係」など、きっかけトップ5のうち3つが「人間関係」にかかわるものでした。不登校だった頃、「あればいいのにと思った支援や手助け」(複数回答)でも、「心の悩みについての相談」と並び、「自分の気持ちをはっきり表現したり、人とうまくつきあうための指導」が3人に1人の割合にのぼり、4人に1人が「友人と知り合えたり、仲間と過ごせたりする居場所」と回答。人づきあいが苦手なことに悩み苦しみながらも、人とのつながりを求めている子どもたちの姿が見えてきます。
◆当セミナーへの相談でも、「家では元気に過ごしているが、家族以外の人と会おうとしない。このままでは社会性が育たず、今後、学校や社会に出ていくことも難しいのではないか」というお話をよく聞きます。しかし、人間関係で傷ついた子どもたちが、再び人とかかわろうと動き出すには大きなエネルギーが必要です。そこまでして、なぜ人とかかわらなければいけないのでしょうか。また最近は、直接対面するのでなく、ラインやゲーム、ツイッターなどインターネットを通じて人や社会とつながる機会も増えてきました。直接人と会おうとしない子が、ネット上で人とつながろうとするのはなぜでしょうか。
◆第1部では、「不登校―人とかかわることで何が変わるのか」をテーマに、不登校の子どもにとって人とかかわることはどんな意味があるのか、人とかかわることで何が変わるのか、それが失いかけた自信や意欲の回復とどうつながっていくのか、そして、なぜ人は人とかかわることが必要なのかを、子どもの心の回復のプロセスをたどりながら考えてみたいと思います。
◆講師は、長年不登校の子どもたちとご両親に寄り添ってきた海野千細さん(八王子市教育委員会学校教育部教育支援課相談担当主任)、聞き手は、不登校や発達障害など学校不適応の問題に詳しい齊藤真沙美さん(臨床心理士)に務めていただきます。「コミュ力」(コミュニケーション能力)が偏重される社会風潮のなかで、もともと人づきあいが苦手な子どもたちが人間関係で傷つき、学校に行けなくなり、ますます人とかかわることが怖くなってしまう。そうした悪循環から脱け出し、外の世界への一歩を踏み出す過程をどう支えてあげればいいのか。子どもたちが人とかかわり、社会とつながっていくために、親や教師にできることは何かについても言及します。

【第1部】 不登校―人とかかわることで何が変わるのか~人間関係への自信や意欲を取り戻すために、家族だからできること
講 師 海野 千細(八王子市教育委員会学校教育部教育支援課相談担当主任)
聞き手 齊藤真沙美(臨床心理士)

【第2部】 不登校なんでも相談室part5「転校問題からきょうだいへの影響まで」
中学校に行く必要がないと言い張る子・中高一貫校からの転校の悩み・葛藤の強い不登校・いまの高校が合わない・再登校後また不登校になったとき・発達障害の子の進路選択・きょうだいへの影響など、この時期に判断を迫られる問題や直面しがちな問題を取り上げ1問1答。
回答者 
霜村 麦(臨床心理士)
小栗貴弘(作新学院大学女子短期大学部講師)
荒井裕司(登進研代表)

【第3部】個別相談(30名限定・要事前予約)

【参加のお申込み方法】
下記事務局へ電話、ファックス、メール、またはホームページのお申し込みフォームにてお申込みください。

【お問い合せ先】
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 1-43-8
「登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会」事務局
Tel.03-3370-4078  Fax. 03-3370-5198
ホームページ■http://www.to-shin-ken.net/
eメール■info@to-shin-ken.net

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