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京都学園大学人文学部開設記念講演会 「『語りの力』—村上春樹の創作活動と心理療法—」

開催日時
場所 京都府 京都学園大学 京都太秦キャンパス みらいホール(北館3F)

■イベント概要
2015年8月30日(日)、人文学部開設記念講演会「『語りの力』——村上春樹の創作活動と心理療法」を開催します。

『ノルウェイの森』、『1Q84』、『海辺のカフカ』など、いまや世界中に多くのファンを持つ作家・村上春樹。その表現や創作活動の本質を、2人の心理臨床家が、「心理療法とのかかわり」という新しい視点から個々の作品批評を超えて解き明かします。

人文学部開設記念講演会 「『語りの力』—村上春樹の創作活動と心理療法—」

・日時:2015年8月30日(日)13:30〜16:00 (受付開始12:45)

・会場:京都学園大学 京都太秦キャンパス みらいホール(北館3F)
    〒615-8577 京都市右京区山ノ内五反田町18 (アクセスマップ)

・入場無料・事前申込不要

・プログラム
講演Ⅰ:村上春樹の創作活動と心理療法
山 愛美(京都学園大学人文学部心理学科教授)

講演Ⅱ:人が語り始めるとき——ナラティブ心理学の道しるべ 
森岡正芳氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)

トークセッション: 『語る力』と『聴く力』
森岡正芳氏 × 山 愛美 × フロアのみなさま

村上春樹は小説を書く作業を「心の井戸を深く掘り下げていくこと」だと語っています。山愛美教授は、作家が作品を創作する過程で起こっていることは、セラピストがクライエント(悩みを持つ相談者)と向き合うときに両者の心の中で生じている目に見えない動きと共通する面があることをふまえ、村上春樹自身のことばや作品からその「創作のはじまり」を解き明かしていきます。

小説に書かれるような物語は創作に携わる作家だけでなく、じつはどんな人の人生や生活をも包み込んでいるといいます。森岡正芳教授は、「物語」という視点から人間を探求していくことが有効であり、物語を語ることが人が生きていくことを支えることにもなるという近年の心理学の発見をふまえながら、人間の生にかかわる物語のはたらきについて語ります。

山教授、森岡教授のお話から、村上春樹の創作活動の根元に何があるかがかいま見えるとともに、物語という視点をとりいれた近年の心理学の成果がひもとかれるでしょう。

■備考
・主催:京都学園大学人文学部/人間文化学会
・後援:京都市、京都新聞
・問合せ:京都学園大学
研究・連携支援センター
TEL
0771-29-3593 
E-mail
liaison■kyotogakuen.ac.jp(■を@に変えてください)

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