■イベント概要
宗達は《無い、ない尽くし》の絵師だ。しかし、《何もない》ということではなく、「《無い》という情報がある」ということだ。この《無い》という情報は、宗達という絵師とその作品を考えるとき、生きた社会の重要な手掛りであり、こころの裡を探るヒントになる。『風神雷神図―雷神はなぜ白いのか―』は、宗達画最大の謎だ。この命題の謎解きほど、推理小説のように面白く、楽しいものはない。
講師プロフィール
林 進(はやし すすむ)
1945年香川県・直島町に生まれる。69年神戸大学文学部卒業。72年同大学院修士課程修了。2000年文学博士(神戸大学)。71年大和文華館学芸員、02年神戸大学大学院客員教授を経て、現在、関西大学・大手前大学非常勤講師。専攻/日本美術史、書誌学。著書/『高麗仏画』(共著、朝日新聞社、81年)、『雪村』(共著、講談社、95年)、『日本近世絵画の図像学』(八木書店、00年)、『伊勢物語絵巻絵本大成』(共著、角川学芸出版、07年)、『宗達伊勢物語図色紙』(共著、思文閣出版、13年)など。
鳥海 修(とりのうみおさむ)
1955年生まれ。山形県出身。多摩美術大学卒業。有限会社字游工房代表取締役。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシック、字游工房の游書体ライブラリーなど、ベーシック書体を中心に現在まで40書体以上の書体開発に携わる。第一回佐藤敬之助顕彰。ヒラギノシリーズで2005年グッドデザイン賞受賞。12年嵯峨本フォントプロジェクトに参画し『伊勢物語』の故活字をデジタルフォント化。京都精華大学デザイン学部客員教員。
■備考
入場料:無料
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