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【成安造形大学】連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」『近江~風土のかたち-写真家・寿福滋 私が見る近江の今と未来-』

開催日時
場所 滋賀県 成安造形大学

■イベント概要
講座内容

近江学研究所発行の文化誌『近江学』の表紙をはじめ多くの写真を提供していただいている写真家・寿福滋氏をお招きします。
寿福氏は、文化財の撮影が専門で、かつ、近江の美しい風景も数多く撮影されています。
「現代社会は、街中に『光』があふれ『影』を感じさせないが、自然の中にある路傍の石仏に夕日があたるとき、その微笑みの中に古代の人の祈りの姿が重なる。近江には、そんな光景がまだ沢山残されている。そしてまた近年開発された新しい光LEDも、自然の光とともに過去と未来を照らす光なのかもしれない。」そう語る写真家・寿福氏の視点からみた近江を語っていただきます。

・受講料
500円(当日受付にて徴収いたします)※本学学生・教職員・2016年度近江学フォーラム会員は受講料無料

・対象
中学生以上

・募集
150名

・応募締切日
2016年9月2日(金)必着 

・講師
寿福 滋 氏(写真家)
1953年神戸市生れ。中学生の頃、埋蔵文化財に興味を持ち、その後文化財カメラマンをめざし、森昭氏に師事。関西を中心に美術・文化財、風景写真を専門に撮影。大塚遺跡(横浜市)、平等院庭園(宇治市)、雪野山古墳(東近江市)、市町村史等の撮影多数。滋賀の風土を記憶するとともに、ライフワークとして杉原千畝の取材を続けている。著書に『杉原千畝と命のビザ』(サンライズ出版)、『京都・滋賀 かくれ里を行く』(滋賀の写真撮影、淡交社)、『近江の祈りと美』(サンライズ出版)などがある。2011年滋賀県文化賞受賞。

<連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」>
近江学は、近江という地域固有の風土を改めて検証する学問です。20世紀後半の日本人は、大量消費・大量廃棄の暮らしをひたすら追い求め、優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。
この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを未来に向けて再生しなければなりません。 文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。「近江のかたちを明日につなぐ」をテーマとした連続公開講座は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求めつづける方々による講演と対談です。
そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。21世紀を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。
成安造形大学附属近江学研究所

■備考
【お問い合わせ】
受付:平日
9:00〜17:00
附属近江学研究所事務
聚英館1階 事務室内 附属近江学研究所事務
TEL:077-574-2118(直)
FAX:077-574-3595
E-mail:omigaku[at]seian.ac.jp

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