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第751回 東京いずみ会(小学校国語) 5月例会 

開催日時 13:30 16:00
定員20名
会費300円
場所 東京都板橋区立第8小学校 

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「動いて考えて、また動く」 光村4年上 授業報告をもとにして検討会
・説明文の指導…芦田恵之助先生の指導法の骨格を学ぶ機会にしましょう。

4月の例会報告
鈴木佑治先生の国語教壇修養会での1年『かえるのおやこ』 5時間分の筆録を輪読しました。1時間毎に感想や意見交換を行いました。
教材は、http://izumikai100.web.fc2.com/に掲載
①まず、各自で教材文を読んで、区画と読後感を話し合いました。
 ・5区画…絵に合わせて …子・母・父の所とその前後
 ・擬音語の違いが、この話を楽しいものにしている。
②鈴木先生は、順繰り読みで5人が読みました。
 その後、5時間の授業をどう構成するかを話し合いました。
 ・2時間くらいで終わってしまいそうで5時間分も種がありません。
③1時間目は第一次指導概観です。
 鈴木先生は、5つに分けて読ませています。
 区画の番号を書かせませんでした。
(なぜかは、5時間分を読み分かりました)
 ・子どもの実態に即して、励ます言葉が随所にある。
 ・学習指導と生活指導が一体になっている。
 ・問いが明確で分かりやすい。
 ・父親の指の先にあるのは何かという絵の扱いが
  手引きに結び付いていたのに驚いた。
 ・手引きは「葉っぱ」がどうなっていたかでした。 
書き出した言葉
 「ういていました。 つかまりました。 つかまりました。
  つかまりました。 しずみました。」
 この板書を見ただけでどんな話かが見えてきます。
 ・〈五よむ〉では、学級の実態に即して
  〈一よむ〉の支えになるような指導を丁寧にされている。   
④第ニ次指導(3時間分)は〈四かく〉を記し、詳細は略します。
 2時間目
「あのはっぱまで、およいでいけるかね。」
「いけますよ」「いってごらん。」「おかあさんもおいでよ。」
「いきますよ。」「さあ、きましたよ。」「おとうさんもおいでよ。」 「いくよ。」
 3時間目
 ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ  じゃぶ じゃぶ じゃぶ 
 どぶ どぶ どぶ
 4時間目
 三びきのかえるがつかまったので、はっぱは、すっとしずみました。
 かえるのおやこはあわてました。こがえるを中にして
  ちゃぷちゃぷ じゃぶじゃぶ どぶどぶ 
 と、およいでかえりました。
 ・若いころは、第一次指導は簡単で、第二次指導が難しいと考えていました。「先達の第一次指導が難しいのです」という言葉の意味が、改めて実感できました。
⑤5時間目は第三次指導になっています。
(第三次指導は語句・文法など形式の扱いと考えていました)
 5時間目
 「いけますよ。」と、こがえるがいいました。
 こがえるがちゃぶんととびこみました。
 「おかあさんもおいでよ。」と、こがえるがよびました。
 「おとうさんもおいでよ。」と、こがえるがよびました。
 ・第三次指導は、まとめの指導でもあると、分かりました。
 ・どの時間も、ほぼ全体を扱っています。ですから、区画の番号をつけない方が自然な扱いができるのだと気付きました。5時間分の構成がしっかりできているからです。
 1時間目(はっぱ視点を当てて親子の姿を考える) 
 2時間目(会話文を通して親子の姿を考える)
 3時間目(擬音から親子の様子を考える)
 4時間目(泳いで帰る姿を通して親の愛情を具体的に考える)
 5時間目(子蛙の姿を考え、言葉の働きを考える)
  …「よ」の働きを具体的に扱う。…形式の扱いでもある。

いずみ会は、芦田恵之助先生の実践に学んでいます。どなたも自由にご参加ください。学級経営の参考にもなります。
いずみ会のホームページ 『どの子も落ち着く国語指導』
http://izumikai100.web.fc2.com/

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