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東大・松尾豊先生と考える「生成AIの本質」ー未来の子供たちが科学する心を育てる工学倫理と工学教育

開催日時 16:00 19:00
定員100名
会費0円
場所 東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学先端科学技術研究センター ENEOSホール
東大・松尾豊先生と考える「生成AIの本質」ー未来の子供たちが科学する心を育てる工学倫理と工学教育

脳科学者・物理学者でもある当活動の小泉英明リーダーは、「「科学する心」は、大きくなってからしっかり身に着けようと思っても、そう簡単ではない。」と語ります。

日本工学アカデミー(EAJ)にて、「人類の安寧とより良き生存」を目指した工学倫理と工学教育、という政策提言プロジェクトを始動し、9月にキックオフシンポジウムを開催しました。
その第2回として、今注目される「生成AIと倫理」をテーマに下記の通りシンポジウムを開催いたします。

一貫して人工知能(AI)の研究を続けておられる東京大学・松尾豊教授、AIとの協働で未来医療をめざす東京医科歯科大学・中島義和教授に基調講演を頂きます。
さらに、多彩なゲストと共に、科学技術史、ジャーナリズム、アート、教育、市民社会などの観点から、生成AIの光と影、その倫理の在り方について多次元的に俯瞰し、より良き未来に向けた対話の場を深めていきます。

「科学する心」はその本質を問おうとすると、とても深く難しいでしょう。しかし、幼児・子供たちの心を育むためには、大人たち、科学者・技術者、教育者は真剣に考える真摯な努力が必須だと感じています。

生成AIを通して飛躍的に拡張する言語能力は、私たちの思考にどう影響し、科学技術は人間社会と自然に対してどのように発展し、未来社会はどのように切り拓かれていくのでしょうか。ぜひご一緒に考えるきっかけになれば幸いです。
 
【プログラム】(敬称略)
第一部 開催趣旨、基調講演
16:00-16:05 【開会挨拶】東京大学 先端科学技術研究センター所長・教授 杉山正和
16:05-16:20 【開催趣旨】「「人類の安寧とより良き生存」を目指した工学倫理と工学教育に向けた生成AIの本質」
公益社団法人日本工学アカデミー 政策提言プロジェクトリーダー/東京大学 先端科学技術研究センター・フェロー  小泉英明

16:20-16:40 【基調講演①】「ヒトとAIが協力するインタフェース革命がもたらす未来社会とは(仮)」
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授 中島 義和 
16:40-17:00 【基調講演②】「私たちは、生成AIを何のためにどのように育てていくのか(仮)」
東京大学 大学院工学研究科 教授 松尾 豊 

〈 休 憩 〉

第二部 TD(Trans-disciplinary)トーク
17:15-18:55  基調講演者とゲストによる5名のTDトーク/フロアとの対話

ゲスト・スピーカーは以下の通り。

NGOピースボート共同代表/早稲田大学非常勤講師 畠山 澄子 
核をめぐる国際情勢や市民の役割から、外交と科学の複雑な関係を浮き彫りにし、科学の営みと表裏一体となった権力と暴力の形態について考察。生成AIが人間に対してどのような形で進んでいくのか、科学、倫理、社会正義においてどのような意味を持つのかを考えていく。

 (国際交流NGOピースボート共同代表。早稲田大学非常勤。科学技術史(博士)。ケンブリッジ大学政治・社会学部卒業。ペンシルベニア大学博士課程修了。専門は核のグローバル史、科学技術と社会論。共著に『Navigating Disarmament Education: The Peace Boat Model(「軍縮教育 ピースボートの方法論」[英語書籍] )』、『殺人ロボットがやってくる!?軍事ドローンからロボット兵器まで』がある。アジア欧州財団・プロジェクトオフィサーなどを経て現在に至る。TBS「サンデーモーニング」コメンテーターとして、NGO・市民社会の目線で発信するなど、多岐に活躍。今年8月から12月までの地球一周の乗船勤務を通した活動も注目されている。)

サイエンスライター 森 旭彦 
COVID-19パンデミック中のインフォデミックについて、サイエンスジャーナリズムの観点で、その課題と進化について洞察。生成AIがまるごと一冊の雑誌を作成するとどうなるかという具体的試みを通して、ジャーナリズム、メディア・スタディの観点、及び制作過程で得られた様々な気づきから考察していく。 

(サイエンスライター。サイエンスと人間性の相互作用や衝突に関する社会評論をWIRED日本版などに寄稿。ロンドン芸術大学大学院にてメディアコミュニケーション(修士) を学ぶ。大学院在学中にBBCのジャーナリストらを取材したプロジェクト 『COVID-19インフォデミックにおけるサイエンスジャーナリズム、その課題と進化』が、国内外のメディアで取り上げられる。)

artTunes代表取締役/日本舞踊家 宇津木 安来 
日本の文化は「型」から入って本質を体現できるようになることで、初めて本当の意味で自由になれる、という考え方がある。日本舞踊を構成する動き、体から表現される言語やイメージにおいて、生成AIと私たちはどのように協創できるのか。アートを社会に実装するためのアーティスト支援プラットフォーム構築を進める中での気づきから熟思していく。

 (artTunes代表取締役/日本舞踊家・日本舞踊研究者/アーティスト。0歳-5歳までの幼少期をアメリカで過ごす。3歳でペンシルベニア・バレエ団、5歳で東京ロシアバレエ団に入団。11歳より日本舞踊を始め、16歳で宗家藤間流名執資格、19歳で宗家藤間流師範資格を修得。20歳で身体運動研究家・実践家として、運動科学者・武術家である高岡英夫師に師事。29歳にて個人舞踊家として独立。平成20年、東京藝術大学音楽学部邦楽科日本舞踊専攻入学。同大学院音楽研究科邦楽専攻修士過程を経て、東京藝術大学で博士号を取得するとともに、産学官連携プロジェクトの中心メンバーとして活躍。2022年9月、株式会社アートチューンズを共同創業。生成AIを活用した独自のアーティスト支援プラットフォームを構築。2023年より東京大学先端研客員研究員。)

18:55-19:00 【閉会挨拶】公益社団法人日本工学アカデミー 政策提言プロジェクト副リーダー 長井 寿

モデレーター:プロジェクト幹事 大橋俊朗、プロジェクト副幹事 沖田京子

【会場アクセス】
東京大学 先端科学技術研究センター3号館南棟1F ENEOSホール(住所:東京都目黒区駒場4-6-1) 
アクセス | 東京大学 先端科学技術研究センター (u-tokyo.ac.jp)

【参加登録】以下のサイトから事前登録が必要です。
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日本工学アカデミー(EAJ)政策提言委員会プロジェクト
「人類の安寧とより良き生存」を目指した工学倫理と工学教育
第2回シンポジウム「生成AIと倫理」

主 催:日本工学アカデミー
共 催:東京大学先端技術研究センター、生存科学研究所
日 時:2023年12月15日(金)、16時00分~19時00分
場 所:東京大学駒場IIキャンパスENEOSホール
形 式:対面およびオンライン配信(事前登録制)

詳細プログラム・参加登録(Peatix):
https://eajevent-20231215.peatix.com/

以下、各イベント紹介サイトご参照。
日本工学アカデミーHP
https://www.eaj.or.jp/?ai1ec_event=event-20231215&instance_id=621
東大先端研HP
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/events/20231215_00001.html
東大Twitter
https://twitter.com/UTokyo_News/status/1729694752654729588

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