開催日時 | 14:00 〜 17:30 |
定員 | 60名 |
会費 | 0円 |
場所 | 東京都新宿区西早稲田1-6 早稲田大学国際会議場第三会議室 |
第1部 記念講演
長尾篤志氏(文部科学省初等中等教育局視学官)
演題:今後に期待される(中等)教員像、すなわち新学習指導要領でめざす「資質・能力」を育成する学習活動(主体的に、対話的に深く学ぶ)を指導・支援できる教員について
第2部 シンポジウム
長尾篤志氏(文部科学省初等中等教育局視学官)
教職支援センターでは・・三尾忠男氏(早稲田大学)
国語国文科では・・福家俊幸氏(早稲田大学)
高校の現状をふまえて・・菊池栄治氏(早稲田大学)
特別活動では・・野口穂高氏(早稲田大学)
教育の今を問う
新しい指導要領がめざす教師とは
―挑戦するワセダはこう育てるー
1900年頃から教育の危機的な状況が生まれそれに対応するために多くの改革が提案されています。家庭崩壊による子どもの貧困や荒れ「いじめ」不登校、学びからの逃避などについてはあたりまえのように語られています。このような中で2011年3月11日に起きた東日本大震災はこれまでの教育行政について大きな課題を提起しています。原発事故で原子力安全神話からの転換、いのちを守る防災教育、道徳の教科などが始まります。教育現場では教育成果を達成するために失敗や遅滞を起こさないための成果主義的な流れが強まり、本来大切にしてきた子どもに向き合う時間も十分取れなくなってきています。創造的な教育実践や批判的な精神の育成が求められているときに規範遵守の教育が強化され、教師にとっても創造的な授業からマニュアル化されたやり方の流れが強まっています。
学校における「いじめ」「学級崩壊」「校内暴力」はごく当たり前の風景として語られ解決に向けて議論することなく指示待ちの傾向が強まっています。
教師に目を向けるといじめ、不登校、暴力、学力低下あるいは保護者との関係など課題は山積しています。教師の取り組みは、なかなか子どもや保護者に届かず脱力感さえ漂い始めています。
そんな中で2017年4月以降に新しい指導要領が改訂され2020年から順次実施されます。今回のフォーラムは今後に期待される(中等)教員像、すなわち新学習指導要領でめざす「資質・能力」を育成する学習活動(主体的に、対話的に、深く学ぶ)を指導・支援できる教員どう育てるか」について考えます。文部科学省初等中等教育局視学官 長尾篤志氏からの講演を受けて早稲田大学ではどのような教師を育てていくのか教員養成を担当している先生から発言を受け議論を活発に進めたいと考えています。当日は、研究者、教育現場、学生、保護者と具体的な実践を通した研究交流になることを期待しています。
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