【週末にお家で受講】不安感情とワーキングメモリの関係~子どもの感情のコントロール能力を促進する心理的支援~ 則武良英先生(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 臨床心理学科) 大阪医科薬科大学LDセンター主催オンライン特別支援講演会
開催日時 | 17:00 〜 22:00 |
会費 | 3,000円 |
場所 | オンライン大阪医科薬科大学LDセンター オンライン |
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申込・詳細はこちら
https://www.ompu.ac.jp/u-deps/ldc/lecture_info.html
https://peatix.com/event/4151190
内容h
約50分×3本
対象
発達障害のある児童・生徒の指導をされている教員・指導者など
配信期間
2024年11月8日(金)午後5時 ~ 11月11日(月)午後10時
申込み締め切り
2024年11月7日(木)午後1時
講演会概要
ワーキングメモリとは、「脳のメモ帳」と表現される脳の機能です。具体的には、日常の様々な作業や課題をしているときに、一時的に必要となる情報を利用可能な状態でおいておく作業台の働きをする脳の機能のことです。ワーキングメモリは、主に学習活動において非常に重要な役割を担うスキルですが、「感情のコントロール」にも密接に関わっています。
本講演は、「学習へ不安(苦手意識)」や「試験や発表のときに生じる不安(プレッシャー)」など、学習・試験中に生じる不安感情に焦点を当てます。学習・試験中に不安感情を感じている子どもは、ワーキングメモリの機能が低下して、自分の力を出しきれない状態になり、失敗や成績低下が生じやすくなります。そうすると、さらに学習への不安感情が高まり、悪循環が生まれてしまいます。さらに、様々な発達特性を持った子どもたちの中には、不安感情のコントロールに困難さを抱える子どもが多くみられます。
今回、先生には、前半では概論としてワーキングメモリの定義ならびに学習や感情との関係性についてお話いただきます。そして、後半では、現在、先生が開発・効果検証を行っている「アニメーション教材を用いた心理教育プログラム」を用いた不安感情をコントロールするための心理的支援の実践についてお話いただきます。
講師紹介
則武 良英 先生(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 臨床心理学科 助教)
博士(心理学)、公認心理師、臨床心理士
川崎医療福祉大学大学院の修士課程、広島大学大学院の博士課程を経て、独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所で研究補佐員を務められた後、2022年より現職に就かれておられます。専門は教育心理学であり、子どもの学びの認知的メカニズムや感情のコントロールを主なテーマとして研究に勤しんでおられます。研究の中で、小学校高学年から高校生を対象に、アニメを用いた感情制御トレーニングであるモート・プログラム(Mastery of Animated Emotion Regulation Training) Program:MOAERT Program) を開発されました。
精力的に論文の執筆や著書の分担執筆もされており、論文では日本ワーキングメモリ学会第16回大会 優秀発表賞、日本心理学会第84回大会 特別優秀発表賞を受賞されております。
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