河村茂雄先生セミナー 理想の学級の「空気」とは何か? ―「同調圧力」のメカニズムを知り、「心理的安全性」を高めるには―

開催日時 14:00 16:00
定員200名
会費2000円
場所 オンライン 
河村茂雄先生セミナー 理想の学級の「空気」とは何か? ―「同調圧力」のメカニズムを知り、「心理的安全性」を高めるには―

学級集団の状態を測定する心理テストQ-Uの開発者として知られ、今年刊行された書籍『子どもたちの行動を決める学級の「空気」』(誠信書房)の著者である、河村茂雄先生によるセミナーをオンラインで開催いたします。

前掲書では、子どもたちの学校での行動を左右するといっていい、学級の「空気」の存在をクローズアップしました。
子どもたちが、学級で「同調圧力」を感じつつ、そこで生まれる空気を気にしながら行動する状況は、日本の学校のリアルだと思われます。
そうした状況は、急増する不登校、また「いい子症候群」と呼ばれる大学生などの増加とも大きく関わっています。

一方で、子どもたちが学校生活を経て出ていく社会は、以前とは変わり、「自ら目標を設定し、自ら行動する」ことが、より求められています。
学級の「空気」によって縛られる子どもたちのメンタリティと、「自ら行動する」ことが求められる社会の要請・教育目標との乖離が大きくなっているのが、今の子どもたちを取り巻く状況と言えます。

そこで、今回のセミナーでは、書籍の内容をさらに掘り下げながら、学級の「空気」が生まれる要因や子どもたちへの影響、そして、変わりゆく社会も見据え、そうした学級の「空気」を変えていく方法などをお話しいただきます。

なお、セミナーの最後には、質疑応答の時間を設けます。申し込み時に参加者の皆様から先生へのご質問を受け付けますので、ぜひご活用ください。

【講師プロフィール】
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。公認心理師。臨床心理士。
筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了。博士(心理学)。公立学校教諭・教育相談員を経験し、岩手大学助教授、都留文科大学大学院教授を経て、現職。日本学級経営心理学会理事長、日本教育カウンセリング学会理事長、日本教育心理学会理事長、日本教育カウンセラー協会岩手県支部長。
論理療法、構成的グループエンカウンター、ソーシャルスキルトレーニング、教師のリーダーシップと学級経営の研究を続けている。また、学級集団をアセスメントし、より適切な支援をするための心理テストQ-Uの開発者であり、近年はWeb版のWEBQUを開発して、全国の小・中・高等学校で利用されている。
『子どもたちの行動を決める学級の「空気」』『子どもの非認知能力を育成する教師のためのソーシャル・スキル』『アクティブラーニングを成功させる学級づくり』『教師のためのソーシャル・スキル』『心のライフライン』(以上、誠信書房)、『ピアフィードバックのゼロ段階』『開かれた協働と学びが加速する教室(編著)』、『アクティブラーナーを育てる自律教育カウンセリング』『教育心理学の理論と実際(共編著)』(以上、図書文化)、『アクティブラーニングを推進する学習集団/学級集団づくりのためのアンケートWEBQU-解説書―(監修)』(以上、WEBQU教育サポート) ほか、著書多数

<対象> 

学校教員(小学校・中学校・高校)、教育学部・教員養成学部の大学生・大学院生・大学教員、教育委員会の方々はじめ学校における子どもの育成に関心のある方、スクールカウンセラー、教育心理学の研究者の方 など

<日時>2025年7月20日(日)14:00~16:00

<場所>オンライン開催

<受講料>
リアルタイム視聴チケット+2週間アーカイブ視聴:2,000円

<peatixにて受付中>
https://peatix.com/event/4411271

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