開催日時 | |
場所 | 京都府 京都精華大学 友愛館地下1階 Y-005 |
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■イベント概要
趣旨
高等教育としてのポピュラー文化教育では、作品制作やフィールドワークなど、実際に手足をつかって知識を身につけてゆくことが多い。体験型とかワークショップ型と言われるこうした授業形態は、理論を学んでから実践に応用するという一般的な教育サイクルを逆行する。それはアメリカの人類学者K・L・ パイクが提示した「イーミックな」知識の獲得を可能にし、ドイツの哲学者J・ハーバーマスのいう「公共圏」のような、参加者の相互理解を理想とする対話を促すものであるとされる。
しかし、近年では、その目的や内容の十分な検証がおこなわれないまま「ワークショップ」という言葉だけがひとり歩きしてしまっているような状況も見え隠れする。ワークショップ参加者たちが得た「気付き」を整理し、理論化する時間を割かず、ただみんなで楽しく手を動かしただけというようなものになってしまうケースも少なくない。
上記のような問題意識を踏まえつつ、今回のシンポジウムでは、上田信行さん、若尾裕さん、岡部大介さんというワークショップ教育の今を切り拓くパネリスト各位の先進的な活用事例を踏まえながら、理論背景など抽象度の高い話と、計画の注意点、運営のコツなどの具体的な話を交差させながら、高等教育における教育手段としてのワークショップのあり方を見直してみたい。
※本研究会は、京都精華大学全学研究センター共同研究プロジェクト「ポップを教える・ポップで教える―大学におけるポピュラー文化教育のあり方に関する実証研究」の一環として行われるものです。
スケジュール
15:00〜:上田信行&girlsMedia Band
15:40〜:若尾 裕
16:20〜:岡部大介
17:00〜:ディスカッション
登壇者
上田信行
同志社女子大学現代社会学部現代こども学科特任教授、ネオミュージアム館長。1950年、奈良県生まれ。同志社大学卒業後、『セサミストリート』に触発され渡米し、セントラルミシガン大学大学院にてM.A.、ハーバード大学教育大学院にてEd.M.、Ed.D.(教育学博士)取得。専門は教育工学。プレイフル・ラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニング・アートの先進的かつ独創的な学びの場づくりを数多く実施。1996〜1997ハーバード大学教育大学院客員研究員、2010〜2011MITメディアラボ客員教授。著書に『プレイフル・シンキング:仕事を楽しくする思考法』(2009、宣伝会議)、『プレイフル・ラーニング:ワークショップの源流と学びの未来』(2013、共著、三省堂)、『協同と表現のワークショップ:学びのための環境のデザイン』(2010、共編著、東信堂)など。
若尾 裕
広島大学名誉教授及び神戸大学名誉特任教授。関わってきた分野は、現代音楽、ク
■備考
参加自由、入場無料
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