開催日時 | 20:00 〜 21:00 |
定員 | 40名 |
会費 | 2000円 |
場所 | オンライン |

研究は1人ではできません。先人たちの探究の積み重ねがあり、そのうえにさらに自分なりの探究(の成果)を積み重ねる。博士論文はそうやって書き上げられます。つまり、博士論文には、先人たちの知恵と、そこに加えられる新たな知恵が詰まっています。
また、博士論文は、そのような「たくさんの知恵」を1つのテーマ・軸に沿ってわかりやすく整理してくれています。であれば、博士論文を読むことで、1つの1つの知恵を統一されたかたちで吸収することができるといえます。
そこで、今回の読書会では、公開されている博士論文を取り上げて、みんなで読む機会をつくりたいと思います。
取り上げる博士論文は 高橋和孝『構成的理想化に基づく科学的理解の解明』 です。
「科学(あるいは、研究)によって世界についての真なる知識が獲得できる」。私たちの多くは、そのように考えているのではないでしょうか。しかし、あえて「誤ったこと」を想定することによって、現象についてよりよく理解できるときがあります。たとえば、身近なものでいえば、比喩(時は金なりなど)はその一つでしょう。科学はむしろ「誤ること」によって、現象の理解を提供している。であれば、科学では世界について真に知ることはできないのでしょうか。だとしたら、科学は何をしているのでしょうか。
本博士論文を読むことで、「科学がしていること」を知るとともに、翻って「心理学がしていること」を考えたいと思います。
なお、今回の読者会では、ファシリテーターに、科学哲学がご専門で今回の博士論文のテーマにも造詣が深い黒木薫さんをお呼びします。黒木さんの力も借りながら、みんなで博士論文を読んでいきたいと思います。
みなさまのご参加お待ちしています!
〈スケジュール〉 2025年7月10日〜8月7日、計5回、20時〜21時
〈場所〉 Zoom(オンライン)
〈参加費〉 2,000円
〈ファシリテーター〉 黒木薫(くろぎ・かおる)
〈各回の内容〉
第1回:自己紹介+1章の議論
第2回:2〜3章の議論
第3回:4〜5章の議論
第4回:6〜7章の議論
第5回:全体討論
詳細:https://ap250710.peatix.com/
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